出会えてよかった/お台場の女

シングル「出会えてよかった/お台場の女」

「出会えてよかった/お台場の女」は、2009年5月20日にフジテレビ系列の『クイズ!ヘキサゴンII』から誕生したユニットによる、両A面シングルとしてリリースされました。このシングルは、ポニーキャニオンのレーベル・フライトマスターから発売されました。

このシングルには、男女二人組でデュエットされた楽曲が収録されており、庄司智春とスザンヌによる「出会えてよかった」と、フジテレビアナウンサーの牧原俊幸と中村仁美による「お台場の女」の2曲が含まれています。これらの楽曲は、カップルや人間関係のさまざまな側面を描写しています。

概要

「出会えてよかった/お台場の女」は『クイズ!ヘキサゴンII』から派生した9枚目のシングルで、庄司智春はこれが2作連続でのシングル参加作品となります。一方で、スザンヌはPaboとしてではなく、初めて別のユニットに参加したケースとなりました。また、牧原俊幸と中村仁美は、フジテレビアナウンサーとしての歌唱はこのシングルでの初めての試みでした。ユニット名は番組内で一般から募ったものから選ばれ、牧原と中村の役職関係を反映した「部長と部下」という名称が付けられました。

オリコンチャートでは、このシングルが最高8位を記録したほか、「お台場の女」は、同年に発売された他のアナウンサー歌手のシングルランキングを更新しました。特に「お台場の女」は、有線の週間演歌チャートにおいて1位を獲得するなど、人気のある楽曲でした。

曲の内容

「出会えてよかった」は、ウエディングソングとしての位置づけがされており、男女の掛け合いによるラップが特徴的です。このラップは関西弁で歌われていますが、庄司とスザンヌはともに関西出身ではありません。衣装としては、庄司が全白のタキシード、スザンヌが白のミニスカートのウェディングドレスを着用しており、ミュージックビデオでは、二人が本物の教会で結婚式を執り行う様子が描かれています。

庄司はこのシングルがリリースされる前の2009年3月に藤本美貴との婚約を発表しており、同年7月に結婚式を控えていました。「出会えてよかった」の歌詞は、まさにその当時の心境を反映しているのかもしれません。

一方、「お台場の女」は、別れた男女の切ない心情を表現した楽曲で、その衣装は牧原と中村ともに着物を着用しています。彼らの姿は当時、このシングルを見た藤本敏史に「おじと姪」と評されるなど、ユニークな印象を与えました。また、「お台場の女」の歌詞には、「ゆりかもめ」や「レインボーブリッジ」といったお台場関連のワードが盛り込まれており、ミュージックビデオではお台場の様子が映し出されるカラオケビデオのような演出がなされています。

収録内容

シングルの収録曲は、以下のようになります：
1. 出会えてよかった / トモとスザンヌ
2. お台場の女 / 部長と部下
3. 出会えてよかった （トモと歌おう）
4. 出会えてよかった （スザンヌと歌おう）
5. 出会えてよかった （カラオケ）
6. お台場の女 （部長とデュエット）
7. お台場の女 （部下とデュエット）
8. お台場の女 （カラオケ）

さらに、DVDには「出会えてよかった」と「お台場の女」のミュージックビデオや、振り付け映像が収録されています。

初回特典としては、トモとスザンヌの恋愛成就を願ったトレーディングカードや、「お台場の女」の楽譜などが特典としてついてきました。この作品は、音楽、ビジュアル、コンセプトを一つにまとめた、独特な魅力を持つシングルとなっています。

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