出口万里子

出口万里子（でぐち まりこ）

1991年1月20日生まれ、東京都世田谷区出身の囲碁女流棋士。関西棋院に所属。

略歴

囲碁好きの父、出口 paternal氏から幼少の頃に囲碁を教わる。父は緑星囲碁学園尾山台教室の主幹を務めており、恵まれた環境で腕を磨く。緑星囲碁学園や洪清泉の洪道場にも通い、研鑽を積む。

2003年、第24回少年少女囲碁大会中学生の部に東京都代表として出場するも、初戦で敗退。その後、日本棋院の院生となる。

2005年12月、2006年12月と、院生として女流棋士採用試験に挑戦するが、いずれも予選敗退。その後、院生を退会。

2008年1月、2009年1月には、外来として女流棋士採用試験に挑み、本戦まで進出。しかし、2008年1月は2勝3敗で6名中4位、2009年1月は3勝4敗で8名中6位という結果に終わる。

2009年3月、女流アマ選手権に出場し、3位4位決定戦で藤沢里菜に勝利し3位入賞。

2010年2月、再び外来として女流棋士採用試験に臨み、本戦に進出。全8局のリーグ戦で6戦目まで6連勝し、残り2戦のどちらかで勝利すれば合格という状況だったが、岩田紗絵加（のちに関西棋院の同僚となる）らに2連敗を喫する。藤沢里菜、出口、岩田が6勝2敗で並んだものの、順位決定規定により藤沢が上位となり、藤沢の入段が決定。この時、藤沢は11歳6か月であり、当時の史上最年少入段記録を更新した。

2010年3月の女流アマ選手権では、飛田早紀（元院生で、のちに関西棋院の同僚となる）に敗れ、準優勝。

2010年6月8日、関西棋院の研修棋士試験碁を受け、小野田拓弥との対局で中押勝の内容が認められ、同年8月1日付で研修棋士として入段。関西棋院では、1989年に榊原史子が18歳6か月で入段して以来、21年ぶりの10代での女流棋士誕生となった。

研修棋士としての採用であったが、2016年9月の勝利により規定を満たし、正棋士となる。

昇段履歴

2010年8月1日：初段（関西棋院）
2024年2月2日：二段

外部リンク

関西棋院の出口万里子紹介ページ
出口万里子 (@mariko3120) - X（旧Twitter）

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