出山知樹

出山 知樹について

出山知樹（でやまともき）は、1969年11月4日生まれで兵庫県神戸市出身のNHKエグゼクティブアナウンサー、映画監督、映画プロデューサーです。彼は兵庫県立三木高等学校を卒業し、金沢大学経済学部を経て、1992年にNHKに入局しました。

キャリアの歩み

初期のキャリアにおいて出山アナウンサーは、主に報道番組に従事し、正午のニュースを担当しました。この時間帯では、伊藤博英氏、末田正雄氏と共に名を馳せています。2020年からは、4回目となるNHK広島放送局における勤務を開始しました。

アナウンサーとしての活動に加え、出山氏はドラマや映画の演出・監督としても手腕を発揮しています。特に注目すべきは、NHK広島放送局開局80年を記念して制作されたラジオドラマ『放送を続けよ』です。この作品は2008年8月6日に放送され、翌年には平成20年度文化庁芸術祭のラジオ部門で大賞を獲得しました。また、彼は2009年に原爆の悲劇をテーマにした短編映画『運命の背中』を監督し、映画監督としての第一歩を踏み出しました。

担当番組

出山知樹アナウンサーは、現在、アナウンスグループの統括や神戸放送局での番組制作に関わっており、代表的な作品には「リブラブひょうご」や「ぐるっと関西おひるまえ～兵庫～」などがあります。また、過去には和歌山放送局や広島放送局でのリポート、ニュースの担当歴も持ち、東京アナウンス室では『NHKニュースおはよう日本』や『ニュースウオッチ9』などの重要な番組にも携わりました。

広島での仕事では、お好みワイドひろしまなどのキャスターとして活躍し、地域に密着した放送に貢献しました。また、NHK BSニュースやラジオ番組でも、さまざまなニュースや特集番組を担い、情報発信を行ってきました。

映画製作における活動

映画制作においても出山氏の実績は豊かです。2009年に自主制作映画『運命の背中』を発表した後、2012年には新藤兼人監督が制作した短編ドキュメンタリー『新藤兼人と石内～母の面影～』に関わり、高い評価を受けました。その後、2016年にはアニメーション映画『あの夏のライオン』のプロデューサーを務め、近年では2022年に『ヒロ子の日記』の脚本・監督を手がけるなど、多岐にわたる活動を展開しています。

パーソナルな一面

出山知樹アナウンサーは、多才なプロフィールの裏に、堅実な仕事に対する情熱と地域を大切にする心ある姿勢が感じられます。彼の経験豊富なアナウンサーとしてのキャリア、映画製作における才能は、今後の活動にも期待が寄せられています。

これからも出山知樹は、NHKの一員として、視聴者に価値ある情報を提供し続けていくことでしょう。

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