出島出入口 (大阪府)

出島出入口（でじまでいりぐち）

概要

阪神高速道路4号湾岸線に設置されている出島出入口は、大阪府堺市堺区に所在します。このインターチェンジは、構造上の特性から、特定の方向への交通にのみ対応するハーフインターチェンジとして機能しています。

具体的には、神戸・大阪市内（天保山）方面からの流入および、同方面への流出のみが可能な設計となっています。したがって、阪神高速4号湾岸線をりんくう（泉佐野）方面へ向かいたい場合や、りんくう方面からこの出入口を利用して流出・流入することはできません。りんくう方面へのアクセスには、隣接する石津出入口（石津料金所）を利用する必要があります。

出島出入口は、阪神高速湾岸線の大阪方面からの交通を受け入れ、堺市南部や泉北ニュータウン方面へと連絡する上で、重要な役割を果たしています。この地域への主要なアクセスポイントの一つとして、多くのドライバーに利用されています。

料金所

出島出入口には「出島料金所」が設置されています。

料金所には合計2つのブースが設けられています。そのうち1つはETC専用レーンとなっており、ETC車載器を搭載した車両のみが通行可能です。もう1つのブースはサポートレーンとして運用されており、ETCが正常に作動しない場合や、係員の対応が必要な場合に利用されます。

なお、2025年（令和7年）3月18日からは、この出入口の入口料金所がETC専用として運用されることになりました。これにより、今後この料金所から阪神高速へ流入する全ての車両は、原則としてETCを利用する必要があります。事前にETC車載器の準備とセットアップを確認しておくことが推奨されます。

接続する一般道路

出島出入口は、周辺地域の主要な一般道路と接続しており、地域交通ネットワークへのスムーズな移行を可能にしています。

接続している主な道路は以下の通りです。

大阪府道29号大阪臨海線: 堺泉北港などの臨海部や工業地域を結ぶ主要道路です。
大阪府道34号堺狭山線（泉北1号線）: 泉北ニュータウン方面への主要アクセスルートです。
大阪府道204号堺阪南線（旧国道26号）: 地域幹線道路として、堺市中心部や南方向を結んでいます。

これらの道路を通じて、出島出入口は堺市内の広範囲や近隣地域からのアクセスを集約する役割を担っています。

周辺環境

出島出入口の周辺には、地域を象徴する施設や交通結節点が存在します。

主な周辺施設としては、公共交通機関の要衝である南海本線石津川駅や、大規模な港湾施設である堺泉北港が挙げられます。これらの施設は、出島出入口を利用する際の目印となったり、公共交通との乗り換え地点となったりします。

阪神高速4号湾岸線上の位置関係

阪神高速4号湾岸線における出島出入口の位置は、以下の通りです。前後の出入口との連続性を示すことで、路線図上での位置を把握しやすくなります。

(4-05, 4-06) 大浜出入口 - (4-07) 出島出入口 - (4-08) 石津出入口

これらの隣接する出入口と連携しながら、阪神高速4号湾岸線の円滑な交通流を支えています。

関連事項

日本のインターチェンジ一覧

外部リンク

* 阪神高速道路株式会社

出島出入口は、その構造と機能から、堺市および泉北地域と阪神高速湾岸線を結ぶ上で不可欠な交通施設であり、地域経済や人々の移動を支える重要な役割を担っています。2025年3月からの入口ETC専用化は、今後の利用方法に影響を与えるため、利用者は注意が必要です。

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