出渕賢史

出渕 賢史（でぶち まさし）

出渕賢史（でぶち まさし）氏は、1990年5月30日に岡山県で生まれた日本のラグビー選手です。現在、彼はジャパンラグビーリーグワンに加盟するクリタウォーターガッシュ昭島の一員として活動しており、チームのスクラムを支えるプロップ（PR）を専門としています。ニックネームは「ぶっさん」。プロップとして求められる強靭なフィジカルを持ち合わせており、身長は177cm、体重は112kgを誇ります。

プロフィールとラグビーとの出会い

幼少期から体重がしっかりしていたことが、ラグビーというコンタクトスポーツの世界へ足を踏み入れるきっかけとなったと語られています。この生まれ持った体格が、後に彼がプロップというポジションで活躍するための基盤となりました。また、若い頃にはU20日本代表候補に選出された経験もあり、その才能は早くから注目されていました。

学生時代とキャリアの始まり

ラグビーのキャリアは、岡山県の関西高校で本格的に始まりました。高校卒業後、2009年には大学ラグビー界の名門として知られる帝京大学に進学し、4年間研鑽を積みました。帝京大学ラグビー部で過ごした時間は、彼のプレースキルやラグビーへの理解を深める上で重要な期間となりました。

大学を卒業した2013年、出渕氏は当時のジャパンラグビートップリーグに所属していた豊田自動織機シャトルズ（現在のジャパンラグビーリーグワン ディビジョン3所属、豊田自動織機シャトルズ愛知）に加入し、プロキャリアをスタートさせました。社会人選手としての第一歩を踏み出した彼は、加入初年度の2013年9月28日に行われたトップリーグ第4節、神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現・コベルコ神戸スティーラーズ）戦で途中出場を果たし、これが彼の公式戦デビューとなりました。この試合での出場は、プロの舞台でのキャリアにおいて記念すべき瞬間となりました。

クリタウォーターガッシュ昭島での現在

豊田自動織機シャトルズで数シーズンを過ごした後、2018年に出渕賢史氏は栗田工業ウォーターガッシュ（現在のクリタウォーターガッシュ昭島）へ移籍しました。この移籍は、彼のラグビーキャリアにおける新たな章の始まりとなりました。クリタウォーターガッシュ昭島は、現在ジャパンラグビーリーグワンに所属しており、彼はこのチームの重要な戦力として、プロップのポジションで貢献を続けています。

プロップは、スクラムの最前列で相手チームと組み合い、スクラムの安定と推進力の源となる極めて重要なポジションです。また、近場でのボールキャリーやブレイクダウンへの貢献、強烈なタックルなど、試合全体にわたってハードワークが求められます。出渕氏の体格と経験は、まさにこのプロップというポジションに最適であり、チームのセットプレーや近距離での攻防において欠かせない存在となっています。

現在もクリタウォーターガッシュ昭島の一員として、リーグワンの舞台でプレーを続ける出渕賢史氏。チームの勝利に貢献すべく、日々のトレーニングと試合に全力を注いでいます。今後のさらなる活躍が期待される選手の一人です。

関連項目

• - 岡山県出身の人物一覧
• - 関西高等学校
• - 帝京大学ラグビー部
• - 豊田自動織機シャトルズ愛知
• - クリタウォーターガッシュ昭島

※本記事は公開情報に基づいて記述されています。

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