出版文化社

株式会社出版文化社の概要

株式会社出版文化社（しゅっぱんぶんかしゃ）は、企業や団体の歴史を記録する社史の企画及び編集を主な業務とする出版社です。本社は大阪市淀川区に位置し、東京オフィスは東京都中央区にあります。この会社は1984年に創業され、以来、ビジネス書を中心に約360点以上の書籍を出版し、企業の歴史や文化を後世に残す活動に取り組んでいます。

沿革

出版文化社は1984年2月に浅田厚志によって設立され、創業当初は主に自費出版を手がけました。1986年には社名を変更し、法人化を果たします。1987年には初の書店での販売本を発行し、その後も次々と書籍を発表、1989年には現在の社名に改称しました。

社史制作においては1991年から「スキュワシステム」を開発し、顧客の企業情報を整理・編集して社史を作成するサービスを開始します。その後も、経営や文化に関するさまざまな書籍を出版し続け、1992年には堺屋太一が主宰する「盛和塾」の雑誌制作にも関与しました。

1996年からはインターネットを利用し、自社ホームページを開設。これにより、書籍の販売や社史事業を広くPRすることが可能になりました。2001年にはアメリカに子会社を設立し、国際的な出版権の取引をも開始しました。

近年ではデジタルコンテンツやアーカイブサービスにも注力しています。2007年には社史のデジタルメディア対応として「WEB社史」を開発し、2011年には社史の制作総件数が648件を超えるなど、業績を伸ばしてきました。

主な事業

主な業務は、ビジネス書の出版と社史制作にあります。現在までに出版された書籍の中には、オリンピックに関する名鑑やフランチャイズ経営に関する本などが含まれています。また、社史に関する書籍も多く出版され、企業がその歴史をどのようにまとめるかに関するガイドラインが提供されています。

社史制作は1987年から始まり、これまでにおよそ600点の社史が企画・制作されました。自社での制作全作業を行い、企業の歴史の記録だけでなく、それを活用したビジネスの展開支援にも注力しています。

社会貢献

出版文化社では、毎年、災害に見舞われた地域への寄付を行うなど、社会貢献にも力を入れています。地域社会や文化の発展に寄与することを企業の責任と考え、持続可能な発展を目指しています。

まとめ

株式会社出版文化社は、発足から40年近くにわたり、企業の歴史を綴る社史の制作に力を入れ、出版文化の発展に貢献してきました。今後もビジネス書や社史の制作を通じて、企業や団体の価値を高め、歴史を記録することに注力していくことでしょう。

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