出雲市立第一中学校

出雲市立第一中学校

出雲市立第一中学校（いずもしりつ だいいちちゅうがっこう）は、島根県出雲市大津町にある公立の中学校です。略称は「一中」または「出雲一中」として広く親しまれています。この学校は、明るい「空色」を学校のイメージカラーとして掲げており、地域における認知度が高い存在です。

沿革

出雲市立第一中学校は1947年4月に設立されました。学校設立当初からじっくりと地域に根ざしており、1956年4月には出雲市立第六中学校と統合し、さらには上津分校が設置されました。1957年4月には上津分校の統合を経て、現在の形が整いました。1986年8月には新しい校舎の建設が行われ、2000年には体育館とプールの改築が進められました。最近の歴史では、2023年7月に南館が廃止されて解体工事が始まり、同年8月には新校舎の使用が開始されました。2024年4月には南館の解体が完了し、その跡地は駐車場に変わる予定です。

校区

出雲市立第一中学校の校区には、今市小学校、大津小学校、上津小学校が含まれています。学校は出雲市の中心地である今市町や大津町に位置しており、1956年度以降は上津地区も統合されています。これにより、通学区域はより多様性を持つようになりました。

部活動

運動部

出雲市立第一中学校では、多数の運動部が活動を行っており、各部は卓越した成績を収めています。代表的な運動部には、卓球部、剣道部、バレーボール部、野球部、陸上部、ソフトテニス部、体操部、バスケットボール部、柔道部、サッカー部、水泳部があります。特に、陸上部は4×100mリレーで43秒51の中学島根県新記録を達成した実績を持ち、注目されています。

文化部

文化部も非常に活発で、特に吹奏楽部と合唱部は全国的に有名です。吹奏楽部は全日本吹奏楽コンクール中学の部への出場回数が多く、金賞受賞の回数も全国有数です。一方、合唱部も強豪校として知られ、全日本合唱コンクールでの金賞受賞を2005年までの13年間連続で達成した実績を持ちます。これに加え、地域でのコンサート活動も盛んに行っています。

主な出身者

出雲市立第一中学校からは、様々な分野で活躍する著名な人たちが輩出されています。柔道選手の佐々木健志や佐々木ちえ、大島沙緒里をはじめ、政治家の竹下亘や元プロ野球選手の大野豊、オペラ歌手の錦織健など、多彩な才能がこの学校から育っています。

まとめ

出雲市立第一中学校は、伝統と実績を兼ね備えた教育機関であり、生徒たちは運動や文化活動を通じて豊かな成長を遂げています。地域に密着した教育を提供し、未来を担う人材を育てている学校です。

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