函館新道

函館新道：概要と詳細

函館新道は、北海道函館市から亀田郡七飯町に至る全長20.2kmの国道5号バイパスです。このうち、函館ICから七飯藤城ICまでの11.0kmが自動車専用道路区間として整備されています。北海道縦貫自動車道に並行するA'路線であり、地域交通と広域交通の円滑化に重要な役割を果たしています。

特徴

自動車専用道路区間: 函館IC - 七飯藤城IC間が自動車専用道路として整備されており、函館IC - 七飯本町IC間は約6.6kmの4車線区間となっています。
制限速度: 七飯藤城IC - 七飯本町IC間の制限速度は70km/h、函館IC - 七飯本町IC間は100km/hに設定されています。
高速道路ナンバリング: 路線番号として「E5」が付与されています。

歴史的背景

函館新道は、道央自動車道と一体となって地域と広域の交通を担う目的で整備されました。しかし、当面の間は自動車専用道路区間から道央道への直接接続は行われず、2006年に「暫定無料」から「無料」となりました。札幌・長万部方面へ向かうには、七飯藤城ICから一般道を経由し、大沼公園ICから道央道を利用する必要があります。

将来的には、七飯町仁山の峠下付近に建設予定の北海道縦貫自動車道七飯IC（仮称）に接続される計画があります。この計画は、2007年に国土交通省道路局が作成した「道路の中期計画（素案）」にも盛り込まれており、2021年度時点では関連道路との事業調整が進められています。

開通の効果

函館新道の開通により、七飯藤城ICから函館市中心部への所要時間は10分以上短縮され、国道5号（赤松街道）の交通渋滞も大幅に緩和されました。また、新道には側道が併設されており、夜間工事などで本線が通行止めになる場合には、側道を利用することが可能です。各インターチェンジは側道と接続しています。

この側道は国道5号として管理されていましたが、函館市桔梗町から七飯町字桜町までの約7.7kmの区間は、2018年4月1日に函館市および七飯町に移管されました。

沿革

2000年3月30日：函館IC - 七飯本町IC間が開通。
2001年3月24日：七飯本町IC - 七飯藤城IC間が開通し、自動車専用道路区間が暫定2車線で全線供用開始。
2014年頃：函館IC - 七飯本町IC間が4車線化。

インターチェンジ

函館新道の全区間は北海道渡島総合振興局内に位置しています。インターチェンジに関する詳細な情報は割愛します。

交通量

交通量データについては、道路交通センサスに基づいていますが、詳細な数値は省略します。令和2年度に予定されていた交通量調査は、新型コロナウイルス感染症の影響で延期され、翌年度に実施されました。

関連情報

日本のバイパス道路一覧
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北海道地方の道路一覧
ミッシングリンク (日本の高速道路)

外部リンク

国土交通省 北海道開発局
一般国道5号 函館新道 函館開発建設部
函館市 City of HAKODATE
北海道七飯町

函館新道は、地域住民の生活を支え、観光客にとっても利便性の高い重要な道路です。今後の発展が期待されます。

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