道路交通センサス

道路交通センサス

道路交通センサスは、国土交通省道路局が主体となって定期的に実施する、全国道路・街路交通情勢調査の通称です。この調査は、日本全国の道路と道路交通の実態を詳細に把握し、道路の計画、建設、管理に必要な基礎資料を得ることを目的としています。

概要

この調査は、1928年（昭和3年）に当時の内務省の外郭団体であった社団法人道路改良会によって「全国交通調査」として開始されました。1980年（昭和55年）以降は、原則として5年おき（西暦の下1桁が0または5の年）に実施されています。調査は通常、秋季（9月から11月）の平日および休日のいずれかの日に行われます。最新の調査は、2020年（令和2年）度のものが新型コロナウイルスの影響で延期され、2021年（令和3年）に実施されました。調査結果は、集計後に国土交通省道路局から公表されます。

調査体系

調査内容は大きく分けて、「一般交通量調査」と「自動車起終点調査（OD調査）」の2つがあります。

一般交通量調査

この調査では、すべての高速道路、一般国道、都道府県道（主要地方道に指定されている政令指定都市の市道を含む）、および一部の政令指定都市の一般市道を対象に、「道路状況調査」、「交通量調査」、「旅行速度調査」が実施されます。

• - 道路状況調査: 車道や歩道の幅員、交差点、バス停、歩道の設置状況などを調査します。
• - 交通量調査: 平日および休日における自動車、二輪車、歩行者などの交通量を計測します。
• - 旅行速度調査: 混雑時と非混雑時における旅行速度を計測します。この速度には、信号待ちや交通渋滞による停止時間も含まれます。

自動車起終点調査（OD調査）

この調査は、自動車の1日の動き（利用目的、目的地、駐車場所など）を把握するもので、「オーナーインタビューOD調査」と「高速OD調査」が行われます。

• - オーナーインタビューOD調査: 車の所有者や使用者に対して、利用状況に関するアンケート調査を実施します。
• - 高速OD調査: 高速道路の利用者に対して、インターネットを利用したアンケート調査を行います。

自動車交通量上位の一覧

2015年（平成27年）の調査結果に基づいた、道路種別ごとの平日昼間12時間交通量のトップ10のデータがあります。

脚注

注記

特になし

出典

国土交通省道路局企画課道路経済調査室の資料を参照しています。

参考資料

• - 国土交通省道路局のウェブサイトで、過去の道路交通センサスの結果が掲載されています。
• - 2021年（令和3年度）道路交通センサスの情報
• - 2015年（平成27年度）道路交通センサスの一般交通量調査集計表
• - 2010年（平成22年度）道路交通センサスの情報

外部リンク

• - 2021年（令和3年度）道路交通センサス
• - 2015年（平成27年度）道路交通センサス　一般交通量調査　集計表
• - 2010年（平成22年度）道路交通センサス
• - 国土交通省道路局|道路IR・道路整備効果事例集・道路関連データ

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