分レバイパス

分レバイパス

分レバイパスは、岩手県滝沢市を通る国道4号および岩手県道16号盛岡環状線のバイパス道路であり、滝沢市内の交通円滑化に大きく貢献しています。

概要

国道4号

起点：滝沢市巣子（分れ南交差点、国道282号・岩手県道16号盛岡環状線との交点）
終点：滝沢市砂込（盛岡農業高校入口交差点）
接続道路：東北自動車道滝沢IC（バイパス完成前は平面交差だったが、完成後は立体交差）

岩手県道16号

起点：滝沢市木賊川（木賊川交差点）
終点：滝沢市巣子（分れ南交差点、国道282号・国道4号との交点）

特徴

分レバイパスが建設される以前、滝沢市の分レ交差点は五差路であり、すべての道路が片側1車線であったため、慢性的な交通渋滞が発生していました。この渋滞を緩和するため、1991年（平成3年）にバイパス工事が開始されました。

国道4号側のバイパスは、分レ交差点の南東側に分離帯付き片側2車線で建設され、県道16号側のバイパスは、分レ交差点の手前西側にある急カーブを解消する片側1車線で建設されました。これらのバイパスは1993年（平成5年）に開通し、分レ交差点の南側に分れ南交差点が新設されました。これにより、分レ交差点から渋民方面へ延びていた旧国道4号の北半分は封鎖され、分レ交差点は単純な十字路交差点となりました。

また、県道16号の旧ルートは村道に格下げとなり、国道282号の分岐点も分れ南交差点に変更されました。岩手県立大学の開校に合わせて、国道4号の片側2車線区間は岩手産業文化センター入口の北側まで延伸され、接続道路も拡幅されました。東北自動車道の滝沢ICは、分レバイパスの開通に合わせて立体交差化されました。

その他

「分レ」および「分れ南」という名称は、岩手県北バスとJRバス東北のバス停名としても使用されています。ただし、岩手県北バスの「分レ南」停留所とJRバス東北の「分レ」停留所は同じ場所に位置しており（分れ南交差点の盛岡方面）、岩手県北バスの「分レ」停留所は分レ交差点の西根方面に位置しています。

関連項目

盛岡北道路
日本のバイパス道路一覧
東北地方の道路一覧
* 岩手県の県道一覧

もう一度検索