切詰大貴

切詰大貴 — 日本のキックボクサーと医学生

切詰大貴（きりづめ だいき）は、1999年1月5日に高知県高知市で生まれたプロ格闘家であり、同時に医学生でもある。彼は武勇会に所属し、K-1カレッジ2021の65kg級王者やジャパン・キックボクシング・イノベーションのスーパーライト級王者として知られている。

来歴

切詰は幼少期から格闘技に触れており、4歳の頃に極真会館高知支部に入門したことが格闘技人生のスタート地点となりました。さらに、7歳から中学生の頃には高知の黒潮ボクシングジムにも通い、空手とボクシングの両方を学びました。高校生になり進路を考える中で、一時空手を中断しましたが、K-1の試合観戦を通じて格闘技への興味が再燃。大学1年生で、元スーパーフェザー級チャンピオンの櫻木崇浩に師事し、専門的にキックボクシングを始めることになります。

キックボクシングキャリア

切詰は2020年、K-1カレッジ2020大学生日本一決定戦-65kg級で準優勝を果たしました。その翌年、8月29日に開催されたK-1カレッジ2021にてチャンピオンとなります。プロデビューは2022年12月4日の「イノベーシ RESISTANCE-10」で、大山完との対戦で1R 54秒でKO勝ちを飾りました。

その後も勝ち星を重ね、2023年4月に新宿FACEで弘・センチャイジムを相手に判定勝ちを収めました。2024年には、大阪市立平野区民ホールやTIPSTAR DOME CHIBAなどの場で数回の試合をこなし、全て判定で勝利を収めました。12月には7戦無敗の記録を達成し、ジャパン・キックボクシング・イノベーションスーパーライト級のチャンピオンに輝きます。

しかし、その後の2025年3月30日には、RIZIN.50で吉岡龍輝との対戦に臨み、初めての黒星を喫しました。吉岡はDEEP KICKの王者であり、この試合は他団体現役王者同士の対決としても注目されました。9月にはNJKF CHALLENGER10で基山幹太に勝利を収め、順調なキャリアを維持しています。

人物・エピソード

切詰は高校時代に、高知県知事を訪問し、空手の全国優勝を報告しました。その際、「医学部に進学し、将来は医者になりたい」と明言し、この姿が様々なメディアで取り上げられました。しかし、受験勉強を始めると、高い学力が要求される医学部の受験の厳しさに直面し、努力を続けています。また、中学・高校時代には4年連続でスポーツ部門において高知県教育委員会から表彰を受けるなど、その実績は評価されています。

獲得タイトル

切詰は空手においても優れた成績を収めています。例えば、第2回世界総極真全日本ジュニアチャンピオンシップや第11回Point & K.O全日本空手道選手権大会で優勝を果たしました。キックボクシングの分野でもK-1カレッジ2021やジャパン・キックボクシング・イノベーションのタイトルを獲得するなど、数多くの実績を残しています。

受賞歴

2025年4月には、JAPAN KICKBOXING INNOVATIONの年間MVPに輝き、続けて6月には「香川大学 学長賞」も受賞するなど、格闘技だけでなく、地域社会への貢献も評価されています。

趣味

切詰の趣味は格闘技観戦と旅行であり、忙しい合間をぬって自らの成長に励んでいます。将来の医師としての活動と格闘技界での成功を目指し、これからも多くの挑戦を続けていくことでしょう。

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