刈谷市立雁が音中学校

刈谷市立雁が音中学校

愛知県刈谷市築地町に所在する公立中学校です。地域では「雁中（かりちゅう、がんちゅう）」の愛称で親しまれています。公式サイトのアドレスには「ganchu」という名称が用いられています。

教育方針と特色

学校生活における指針として「至誠」「探究」「錬磨」の三つを校訓に掲げています。これは、他者への思いやりと行動力、真理を追求する学びの姿勢、そして心身を鍛え困難に立ち向かう強さを育むことを目指しています。

また、「5つの雁が音」という特色ある教育活動を展開しています。

緑の雁が音: 多様な野鳥が訪れる自然豊かな環境を活かした学習。
走る雁が音: 継続的な走行を通じて、体力と共に粘り強い精神力を養成。
歌う雁が音: 合唱コンクールなどを通して、クラスの絆や協調性を深める。
奉仕の雁が音: 年間約60日にわたり、生徒が自主的に地域貢献活動に参加。
あいさつの雁が音: 基本的なコミュニケーション能力として、挨拶を重視する。

校歌

校歌は「この現在を超えて」（このときをこえて）と題され、清水凡平氏が作詞、川崎祥悦氏が作曲を手がけました。中学校の校歌としては珍しく、ソプラノ、アルト、テノールの三部合唱曲となっています。

歴史

本校は1982年（昭和57年）4月1日、刈谷市立富士松中学校からの分離により開校しました。開校初年度は14クラスでスタートしました。1983年（昭和58年）3月8日には校歌が制定され、翌1984年（昭和59年）9月21日には校歌碑が建てられました。校舎の増築も複数回行われており、1990年（平成2年）3月16日に北舎が完成、1997年（平成9年）2月27日と2009年（平成21年）3月にも北舎の増築が完了しています。創立記念行事として、1991年（平成3年）12月7日にはタレントのガッツ石松氏、2011年（平成23年）10月には戦場カメラマンの渡部陽一氏を招いて記念講演が開催されました。

学区

主に刈谷市立かりがね小学校、刈谷市立平成小学校の卒業生が進学しますが、刈谷市立富士松南小学校の一部の児童も本校の学区に含まれます。周辺の地域としては、築地町、恩田町、新田町、青山町、一ツ木町、泉田町などが該当します。

部活動

生徒は多岐にわたる運動部・文化部で活動しています。

運動部:
野球部、ソフトボール部、サッカー部、男女テニス部、男女バスケットボール部、男女バレーボール部、男女水泳部、男女卓球部、男女陸上部、男女剣道部、男女弓道部。

文化部:
美術部、吹奏楽部、図書広報部、科学部。

年間行事

年間を通して、様々な行事が行われています。

4月：入学式、市長杯大会（2・3年生対象）
5月：観劇会、1学期中間テスト
6月：修学旅行（3年生）、自然体験学習（1年生）、1学期期末テスト
7月：選手権大会
8月：林間学校（2年生）、夏ボラ（刈谷わんさか祭り後片付け）
9月：体育大会
10月：新人戦大会（1・2年生対象）、2学期中間テスト、合唱コンクール
11月：文化発表会、福祉実践教室（1年生）、2学期期末テスト
12月：さわやかランニング
1月：学年末テスト（3年生）
2月：部活動継走大会（1・2年生対象）、予餞会
3月：卒業式、学年末テスト（1・2年生対象）、チャレンジウォーク（1年生）

主な出身者

佐藤 信之（陸上競技選手、シドニー五輪男子マラソン日本代表）
* 前田 直樹（映画監督、『マリッジカウンセラー』監督）

本校は、地域社会との連携を深めつつ、生徒一人ひとりの健やかな成長と個性・能力の伸長を目指した教育活動を推進しています。

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