初音家左橋

初音家左橋について

初音家左橋（はつねや さきょう）は、1956年1月4日生まれ、神奈川県川崎市出身の落語家です。本名は鈴木宏和。落語協会に所属し、その卓越した話芸で多くのファンを魅了しています。

出囃子は『春はうれしや』、紋は『梅』を使用しています。

経歴

法政大学経済学部を卒業後、1979年6月に十代目金原亭馬生に入門し、落語の世界へ足を踏み入れました。翌1980年6月には前座となり、金原亭小駒を名乗ります。

1982年9月に師匠である馬生が急逝したため、兄弟子にあたる金原亭伯楽の門下へ移籍。その後、1983年3月に二ツ目へと昇進しました。

1993年、1994年には、その実力が認められ、にっかん飛切落語会を連続受賞。1995年には国立演芸場花形演芸会で金賞を受賞するなど、若くして才能を開花させました。

1995年3月には、柳家小三太、三遊亭圓王、橘家富蔵、三遊亭吉窓、古今亭菊輔、天乃家白馬、柳家一九、林家うん平、桂扇生らと共に真打に昇進し、「初音家左橋」と改名しました。

2002年には、平成14年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞。2004年には、弟子である左吉が入門し、2019年に真打昇進、古今亭ぎん志となりました。弟子育成にも力を注いでいます。

芸歴

1979年6月：十代目金原亭馬生に入門。
1980年6月：前座となり、前座名「小駒」を名乗る。
1982年10月：師匠の馬生が死去。金原亭伯楽門下へ移籍。
1983年3月：二ツ目へ昇進。
1995年3月：真打昇進。「初音家左橋」と改名。

人物

五代目円楽一門会の両国寄席にも出演するなど、幅広い活動を行っています。

屋号の「初音家」は、かつて芝口一丁目（現在の新橋一丁目）にあった駕籠屋「初音屋」に由来しており、その「初音屋」の長男が三代目春風亭柳朝であったという縁があります。

主な演目

古典落語を中心に、幅広い演目を手がけています。

出演

映画

子どもたちをよろしく（2020年）

弟子

真打

古今亭ぎん志

脚注

出典：落語協会公式サイトの初音家左橋のページを参照

外部リンク

初音家左橋 - 落語協会
初音家左橋 (@hatsuneya_sakyo) - X（旧Twitter）
* First・Sound・Home - ウェイバックマシン（2019年3月26日アーカイブ分） - 初音家左橋公認ホームページ


初音家左橋は、伝統的な落語の魅力を守りながらも、常に新しい表現を追求し続けています。その落語への情熱は、多くの人々を魅了し、今後の活躍が期待されています。

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