古今亭ぎん志

古今亭ぎん志（ここんてい ぎんし）は、1974年11月26日生まれ、東京都世田谷区出身の落語家です。落語協会に所属し、真打として活躍しています。出囃子は、二ツ目時代は『サッちゃん』、真打昇進後は『銀のぴらぴら』を使用。紋は『梅』を用いています。

異色の経歴を持つ落語家として知られ、岩手リハビリテーション学院を卒業後、理学療法士の免許を取得しました。その後、2000年4月に法政大学人間環境学部に社会人入学。大学では、歌手の庄野真代と学友として親交を深めました。2004年6月に同大学を卒業後、初代初音家左橋に入門し、「初音家左吉」を名乗り、落語家としての道を歩み始めました。

2005年1月に前座修行を開始。前座時代から現在に至るまで、トレードマークのリーゼントスタイルを貫いています。2008年3月に二ツ目に昇進。2019年9月には真打に昇進し、現在の「古今亭ぎん志」に改名しました。

五代目円楽一門会の両国寄席にも出演するなど、他の一門との交流も積極的に行っています。また、二代目月の家小圓鏡との二人会も開催しており、精力的な活動を展開。二ツ目時代から、毎年正月初席には名古屋・大須演芸場にて落語と獅子舞を披露することが恒例となっています。


独特の風貌と、理学療法士の経験から培われた洞察力、そして大学で培った豊かな教養を活かし、古典落語に新たな息吹を吹き込んでいます。その卓越した話芸は、多くのファンを魅了し、落語界に新たな風を吹き込む存在として注目を集めています。親族には小説家の上遠野浩平がいます。

関連情報として、落語協会の公式ウェブサイトや、古今亭ぎん志公認ホームページ、YouTubeのプレイリスト「コムカフェ音倉の下北沢落語」などで、彼の活動を知ることができます。

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