別府警察署

別府警察署

概要

別府警察署（べっぷけいさつしょ）は、大分県警察に属する警察署の一つです。大分県内に設置されている15の警察署の中で、人員規模においては大分中央警察署に次ぐ県内第2位の規模を誇ります。

現在の庁舎は、別府市田の湯町にあった地方職員共済組合別府保養所「つるみ荘」の跡地に新築され、2014年（平成26年）6月16日から業務を開始しました。この新庁舎は鉄筋コンクリート構造で、地下1階、地上4階建ての建築物です。内装には、地元大分県の日田市産のヒノキ材がふんだんに使用されています。

沿革

別府における警察組織の歴史は古く、1880年（明治13年）11月には南町に「大分県警察別府分署」が設置されました。これが別府警察署の前身となります。

その後、業務拡大や施設の老朽化に伴い、庁舎は複数回移転しています。1893年（明治26年）4月8日には立田町に新築移転。さらに1929年（昭和4年）7月には浜町（浜脇埋立海岸）へと移りました。

1969年（昭和44年）11月には餅ケ浜町に新たな庁舎が完成し、同年12月19日から業務が移管されました。この餅ケ浜町の庁舎が長期にわたって使用された後、前述の通り2014年（平成26年）6月16日に現在の田の湯町の新庁舎へ移転し、現在に至っています。

組織・交番

別府警察署には、円滑な警察業務を遂行するため、以下の課が設置されています。

総務課
会計課
留置管理課
生活安全課
地域課
刑事第一課
刑事第二課
交通課
警備課

また、管轄区域内の各所に交番が配置され、地域住民の安全な暮らしを守るための拠点となっています。主な交番とその所在地は以下の通りです。

亀川交番（別府市亀川浜田町16-9）
鉄輪交番（別府市大字鶴見692-1）
別府駅交番（別府市駅前町11-7）
南部交番（別府市浜町1-5）
山の手交番（別府市南荘園町25）

主な出来事

別府警察署に関連する出来事として、2016年（平成28年）に署員による不祥事が明らかになりました。同年7月に実施された第24回参議院議員通常選挙の公示前である6月、同署の署員が、当時の民進党を支援する団体が入居する別府市内の建物の敷地に隠しカメラを設置していたことが、同年8月に報道されました。

管轄区域内では、過去に全国的な注目を集めた事件も発生しています。具体的には、1953年（昭和28年）2月には別府市警察署事件、1974年（昭和49年）11月には別府3億円保険金殺人事件が発生しました。

アクセス

別府警察署へのアクセスは以下の方法が便利です。

鉄道：JR九州日豊本線別府駅の西口から徒歩でアクセス可能です（具体的な所要時間は情報に記載がありません）。
バス：亀の井バスの「別府駅西口」停留所、または亀の井バスおよび大分交通が停車する「別府駅前」停留所が最寄りのバス停となります。それぞれの停留所から警察署まで徒歩での移動が必要です。

（脚注、出典、関連項目については、提供された情報に詳細な記述がなかったため、本文中の言及に留めます。）

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