別所清一

別所清一（べっしょ せいいち、1963年9月28日 - ）は、かつて吉本興業に所属していた日本の元お笑い芸人です。大阪府大阪市出身で、2010年5月頃まで吉本新喜劇に出演していました。

人物・経歴

1985年に中田カウス・ボタンに弟子入りし、芸界入りを果たしました。その特徴的なラッキョウのような顔立ちで親しまれました。

1986年には、ライム坂田と共に漫才コンビ「ライム・ライト」を結成し、活動を展開します。1988年には、ABCお笑い新人グランプリにて審査員奨励賞を受賞するなど、実力派コンビとして注目を集めました。また、芝居においては花紀京に師事し、5年間カバン持ちとして付き添い、その薫陶を受けました。

1990年からは芸能活動と並行して、大阪市西成区で建設業を営み、生計を立てていました。1999年に吉本新喜劇に入団し、舞台を中心に活動の場を広げました。

2010年5月頃を最後に舞台への出演はなく、吉本興業の公式サイトからも芸人プロフィールが削除されています。公式な引退発表はないものの、事実上引退状態にあると考えられていますが、詳細な状況は不明です。

芸風

これといった決まった持ちギャグはありませんでしたが、西城秀樹の物真似で「ロ～ラ!」と歌った後に、右手に持った缶を差し出して「コ～ラ!」と言うのがお決まりの挨拶ネタでした。舞台では、主に婚約相手（相手役は高橋靖子が多い）、会社の社長、秘書、御曹司のお目付け役など、誠実な人柄を演じることが多く、その一方でヤクザ役もこなせるなど、幅広い役柄を演じることができました。しかし、最終的には損な役回りを演じることが多く、出演時間も比較的短いことが特徴でした。

イジリ

吉本新喜劇の座員である辻本茂雄からは、「あんた顔の部品全部真ん中にあるやん!」と容姿をネタにされることがありました。

関連項目

* なんばグランド花月

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