副長助勤

副長助勤（ふくちょうじょきん）について

副長助勤は、壬生浪士組および新選組における重要な職位の一つです。この役職は、通常、局長および副長に次ぐ位置付けとされていますが、総長などの特別な役職の存在から、必ずしも三番目のポジションとは限りません。副長助勤の役割は多岐にわたり、内務では局または副長の補佐役としての責務があります。また隊務においては、小隊の指揮をとる一隊の小隊長としても機能します。隊の編成に応じては、組頭や組長としても任務を担うことがあります。

さらに、副長助勤は隊内部で呼ばれる際に、個々の名前を用いて「○○助勤」や「○○先生」、または「○○組長」と呼ばれることが一般的です（ここでの「○○」部分には、助勤の名前が入ります）。このように、呼称が個々によって異なることが多いのも、副長助勤の特徴の一つです。

歴代組長

副長助勤の役職が存在した新選組は、数多くの歴代組長を有しています。以下は、1864年12月に編成された際の組長の一覧です。

• - 一番組: 沖田総司
• - 二番組: 伊東甲子太郎
• - 三番組: 井上源三郎
• - 四番組: 斎藤一
• - 五番組: 尾形俊太郎
• - 六番組: 武田観柳斎
• - 七番組: 松原忠司
• - 八番組: 谷三十郎

続いて1865年4月編成時の組長は以下の通りです。

• - 一番隊組長: 沖田総司
• - 二番隊組長: 永倉新八
• - 三番隊組長: 斎藤一
• - 四番隊組長: 松原忠司
• - 五番隊組長: 武田観柳斎
• - 六番隊組長: 井上源三郎
• - 七番隊組長: 谷三十郎
• - 八番隊組長: 藤堂平助
• - 九番隊組長: 鈴木三樹三郎
• - 十番隊組長: 原田左之助

1865年12月編成時の組長は次の通りです。

• - 一番組: 沖田総司
• - 二番組: 永倉新八
• - 三番組: 斎藤一
• - 四番組: 井上源三郎
• - 五番組: 谷三十郎
• - 六番組: 藤堂平助
• - 七番組: 原田左之助

これらの歴代組長は、新選組の活動と成長において重要な役割を果たし、隊の指導力を発揮しました。彼らのリーダーシップと戦略がおそらく、隊が数々の歴史的事件に対応する基盤となっていました。副長助勤は、こうした偉大な組長たちを支えることで、組の団結力を高め、効果的な指揮を行う役割を果たしていたのです。

もう一度検索