加布里駅

加布里駅について

加布里駅（かふりえき）は、福岡県糸島市神在東四丁目に位置する九州旅客鉄道（JR九州）の筑肥線の駅です。駅の番号はJK10で、周囲は穏やかな自然に囲まれています。

歴史

この駅は1924年4月1日に北九州鉄道の駅として開業しました。開設当初から地域の交通の要所としての役割を果たしてきましたが、1937年には北九州鉄道が国に買収され、その結果として鉄道省の筑肥線の駅としての運営が始まりました。

1972年2月には駅の荷物扱いが廃止され、駅員が常駐しない無人駅となりました。同年の3月には貨物取扱も廃止され、旅客駅としての機能に特化しました。1987年4月1日には国鉄の分割民営化に伴い、JR九州に移管され、現在に至っています。

近年では、2010年3月にはICカード「SUGOCA」の取り扱いが開始され、利用者の利便性が向上しました。さらに、2016年3月26日には再度無人駅として運営されるようになりました。

駅構造

加布里駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上駅です。駅舎は小さめの橋上にあり、移動に便利な構造をしています。かつては有人駅でしたが、現在は無人駅となり、簡易的なSUGOCA改札機が設置されており、ICカードの利用が可能です。

利用状況

2024年度の1日平均乗車人員は622人とされており、周辺住民にとって重要な交通手段となっています。JR九州及び糸島市の統計によると、ここ数年の利用者数は安定している傾向にあります。

駅周辺の施設

加布里駅の周辺には多くの施設があります。糸島市立加布里小学校は教育機関として親しまれており、また歴史愛好家には釜塚古墳も近くに存在しています。さらに、釜揚げ牧のうどんの本社や糸島農業協同組合（JA糸島）加布里支店、塚本鮮魚店など、地元の魅力を感じられるスポットも多くあります。

隣接駅

加布里駅は筑肥線に位置しており、近隣の美咲が丘駅（JK09）および一貴山駅（JK11）との間にあります。快速列車はこの駅を通過することもありますが、普通列車は停車するため、地域住民にとっては非常に重要な交通の接点です。

加布里駅は、歴史や地域文化を有する駅でありながら、現代的な交通手段を提供している重要な拠点となっています。

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