加茂大橋

加茂大橋（かもおおはし）

加茂大橋は、新潟県加茂市を流れる信濃川に架かる、新潟県道9号長岡栃尾巻線に属する橋長505.8mの橋梁です。橋の東詰は加茂市加茂新田、西詰は加茂市前須田に位置しています。

概要

この橋は、加茂市街地から約1,700m下流にある五反田橋の慢性的な交通渋滞を解消し、市街地と国道8号線を結ぶルートをより直線的にすることを目的に建設されました。橋を含む前後区間、全長約1,500mが2010年12月4日に開通しました。これに先立ち、2006年には左岸側の新潟県道141号白根黒埼線から加茂市と新潟市の境界付近までの約1,530m区間が供用開始されています。

橋には2車線の車道に加え、上流側には歩道が設置されています。加茂市が持つ「越後の小京都」というイメージに合わせ、高欄には金色の擬宝珠が合計41個飾られ、景観に配慮した設計となっています。

構造と特徴

形式: 鋼10径間連続少数鈑桁橋
橋長: 505.8 m
支間割: 37.6 m + 38.3 m + 6 × 56.2 m + 46.0 m + 45.3 m
幅員: 12.0 m
車道幅員: 8.50 m
歩道幅員: 3.50 m
床版: 場所打ちPC床版
施工: 横河ブリッジ・横河工事JV
架設工法: 手延べ送出し工法・自走クレーンベント工法
着工: 2000年度
竣工: 2009年度
開通: 2010年12月4日

防錆対策として、ニッケル系高耐候性無塗装が採用されています。

歴史

2000年度: 着工
2010年12月4日: 供用開始

関連情報

橋梁管理者: 新潟県三条地域振興局地域整備部
道路管理者: 新潟県（道路建設課・道路管理課）
* 信濃川の空中写真: 北陸地方整備局 信濃川下流河川事務所

加茂大橋は、地域住民の生活を支える重要なインフラであるとともに、加茂市の美しい景観を彩るシンボルとして、親しまれています。

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