加藤成史

加藤 成史（かとう まさひと）

加藤 成史（かとう まさひと）氏は、1966年7月9日に北海道斜里町で生を受け、その後函館市で育ちました。地元の函館ラ・サール高等学校を経て電気通信大学を卒業後、1989年に日本放送協会（NHK）に入局しました。チーフアナウンサーとして、長年にわたり様々な地域で放送業務に携わっています。

入局以来、複数の放送局でキャリアを積み重ねてきました。

放送局での主な担当番組

旭川放送局時代（1989年 - 1993年）
『イブニングネットワーク旭川』
紀行番組『北海道中ひざくりげ』では、旅人として道北エリアの魅力を伝えました。

札幌放送局時代
引き続き『北海道中ひざくりげ』の旅人を務めました。
夕方の情報番組『ほくほくテレビ』ではリポーターを担当。
音楽番組『フレッシュサウンド北海道』、地域特集番組『北海道スペシャル』なども担当しました。

北見放送局時代
『イブニングネットワーク北見』を担当。
『北海道中ひざくりげ』では、オホーツクエリアの紀行を担当しました。

甲府放送局時代
情報番組『金曜山梨』を担当しました。

大阪放送局時代
この時期には、アナウンス業務に加えデスク業務も経験しました。
ラジオ番組『関西ラジオワイド』でキャスターを務めました。
全国放送の番組にも出演し、『NHKジャーナル』では2009年9月から10月にかけて鹿野睦氏、2010年8月末から9月にかけて山口勝氏の代理としてキャスターを務めました。
教養番組『極める!「中越典子の京美人学」』（2010年11月放送）、趣味講座番組『チャレンジ!ホビー「萬田久子といっしょにHIDEBOHのタップダンス」』（2010年10月～11月放送）ではナレーターを担当しました。
経済情報番組『ルソンの壺』でもナレーターを務めました。

仙台放送局時代
ラジオ番組『ゴジだっちゃ!』でパーソナリティを務め、リスナーとの交流を深めました。

日本語センター時代
ラジオの看板報道番組『NHKマイあさラジオ』で、2015年3月30日から2019年3月29日まで平日の隔週パーソナリティを担当しました。

宇都宮放送局時代
夕方の地域ニュース番組『とちぎ630』で隔週キャスターを務めました。
地域情報番組『ひるまえ ほっと』、ミニ番組『ちょこトチ!』では番組制作の責任者（編責）を務めました。

福島放送局時代
* 地域ニュース番組『おはようふくしま』、『ニュースふくしま845』で日替わりキャスターとして、福島県内の様々なニュースや情報を伝えました。

災害報道と応援派遣

加藤アナウンサーは、大規模な災害発生時における緊急報道対応にも携わっています。2011年3月の東北地方太平洋沖地震発生時には、当時赴任していた大阪放送局から福島放送局へ応援として派遣されました。この際、被災地である福島県内の災害情報を中心としたローカルニュースを担当し、刻一刻と変化する状況を伝えました。

また、2024年1月に発生した令和6年能登半島地震に際しても、金沢放送局への応援派遣として現地での緊急報道に対応しました。この期間中、全国放送の『NHKきょうのニュース』でメインキャスターを代理で務めたほか、『ニュースいしかわ845』（1月31日、2月2日）、『おはよう石川』（2月1日、2月5日）といった石川県内のローカルニュースを担当。さらに、中部地方向けの『ウィークエンド中部』（2月3日）では、能登半島地震に関連するニュースを伝え、被災地の状況や必要な情報を広範囲に発信しました。

その他のエピソード

後年NHKに入局することになる赤松俊理アナウンサーが浪人時代に実家のお寺からNHKの番組に中継で出演した際、その中継を担当していたのが加藤アナウンサーでした。奇しくも、赤松アナウンサーも東北地方太平洋沖地震の際に福島放送局へ応援に派遣されるという共通の経験を持っています。

食に関することでは、餃子、パスタ、カレー、そして魚が好きであることを明かしています。

多様な地域での豊富な取材経験と、災害時における冷静かつ的確な報道対応能力を兼ね備えたベテランアナウンサーとして、視聴者やリスナーに寄り添った情報発信を続けています。

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