加藤明陳

加藤明陳（かとう あきのぶ）は、近江水口藩の第7代藩主であり、加藤家9代当主にあたります。

生涯

宝暦8年（1758年）に第5代藩主・加藤明煕の次男として江戸で誕生しました。明和6年（1769年）に第6代藩主・加藤明堯の養子となり、安永5年（1776年）には能登守に任官しています。安永7年（1778年）に養父の隠居を受けて家督を相続し、第7代藩主となりました。

藩主としては、安永9年（1780年）に佐渡守に遷任しています。幕府の命令により京都の警護などを務めました。寛政11年（1799年）に長男の明允に家督を譲り隠居。隠居後は病気の療養に努めましたが、文化5年（1808年）に51歳で死去しました。

系譜

実父: 加藤明煕（第5代藩主）
実母: 大木氏（側室）
養父: 加藤明堯（第6代藩主）

正室

水野忠見の娘
森忠興の娘（継室）

側室

宮辻氏

子女

* 加藤明允（長男）：生母は側室・宮辻氏

加藤明陳は、藩主として幕府の命令に応じながら、自身の健康を害しながらも藩政に尽力した人物として知られています。

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