加賀繁

加賀 繁のプロフィール

加賀繁（かがしげる、1985年4月13日生まれ）は、埼玉県川越市出身の元プロ野球選手で、投手として横浜DeNAベイスターズに在籍していました。右投右打の選手で、現役引退後はチームのスコアラーとして活動しています。彼は、ゲーム「がんばれゴエモン」のキャラクターに似ていることから、チームメイトに「ゴエモン」と呼ばれていました。

経歴

プロ入り前

加賀は川越ボーイズで野球を始め、その後埼玉平成高校に進学。高校時代は主に三塁手としてプレーしましたが、投手としての才能も開花し、甲子園出場経験はありませんでした。上武大学に進学後は本格的に投手に転向し、チームメートの石川俊介と共に実力を発揮しました。大学4年時には秋季リーグでMVPを獲得し、神宮大会では本塁打を記録するなど、注目を浴びました。卒業後は住友金属鹿島に入社し、社会人野球に携わります。そこでの活躍もあり、2009年のプロ野球ドラフトで横浜ベイスターズから2位指名を受け、プロ入りを果たしました。

横浜・DeNA時代

2010年、加賀は早速プロ初勝利を挙げるなど、その年は先発投手として活躍しました。しかし、打線の援護が少なく、成績は3勝12敗という厳しい結果に終わります。しかし10月には日本代表としてIBAFインターコンチネンタルカップに選出されました。

2011年には中継ぎへ転向するも、右肩痛の影響で一時離脱し、その後復帰して4勝を上げます。2012年には61試合に登板し、防御率2.86という安定感を見せるものの、翌年は調子を崩し、成績が下降しました。2014年には再び先発に転向しましたが、結果が出ず中継ぎに戻ることになりました。その後は安定した成績を残し、特に2016年と2017年には左打者に対して好成績を収めます。

2018年に現役引退を発表し、引退試合では先発登板を果たし、チームを勝利へ導きました。引退後は野球振興部門に転職し、2021年からは特に対阪神タイガース専門のスコアラーとして活動しています。

特徴

加賀は独特のサイドスローから平均球速138km/h、最速149km/hのストレート、スライダー、シンカーを武器にしていました。特に右打者との相性が非常に良く、ウラディミール・バレンティンとの対決では彼を抑える成績を残しました。ただ、左打者に対しては課題もありましたが、キャリア後半に持ち直す場面も見られました。

記録

• - 初登板：2010年3月26日 対阪神タイガース
• - 初勝利：2010年4月25日 対東京ヤクルトスワローズ
• - 背番号：16（2010年 - 2018年）

加賀繁は、プロ野球選手としての道を歩んだ後、スコアラーとして新たなキャリアを築くなど、野球界に貢献し続けています。

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