勝北町

勝北町（しょうぼくちょう）

勝北町は、かつて岡山県の北部に位置し、鳥取県と境を接していた町です。2005年に津山市に編入合併され、現在は津山市の一部となっています。旧町役場は津山市役所勝北支所として利用されています。勝北という地名は、現在ではこの地域には残っていませんが、その名前は、かつてこの地域が属していた勝北郡（勝田郡の北部）に由来しています。この地域を構成する旧3村が、いずれも古くはこの郡に属していました。

地理

勝北町の南部は、津山盆地の北東部に位置し、平坦な地形が広がっています。水田が多く、農業用水を確保するための溜池も点在しています。一方、北部は中国山地の一部であり、750mから1100m級の山々が連なる山岳地帯となっています。この地域では、台風や発達した低気圧が通過する際に、局地的に強い風が吹くことがあり、この風は「広戸風（ひろとかぜ）」と呼ばれています。

沿革

勝北町は、1955年1月1日に新野村、広戸村、勝加茂村の3村が合併して誕生しました。同年4月1日には、楢地区が津山市に編入されました。そして、2005年2月28日、勝北町は苫田郡加茂町、阿波村、久米郡久米町とともに津山市に編入され、その歴史に幕を閉じました。

教育

町内には、以下の小学校と中学校がありました。

勝北町立新野小学校
勝北町立広戸小学校
勝北町立勝加茂小学校
勝北町立勝北中学校

これらの学校は、現在では津山市立の学校となっています。

交通

町内には、以下の国道と県道が通っていました。

国道

国道53号
国道429号

県道

岡山県道67号勝央勝北線
岡山県道348号堀坂勝北線
岡山県道415号工門勝央線
岡山県道450号三浦勝北線

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

奥津川ラビンの里

関連項目

岡山県の廃止市町村一覧

外部リンク

津山地域合併協議会（総務省 合併デジタルアーカイブ）
追想：七十八市町村時代－勝北町（岡山県立図書館メディア工房）
* 勝北町ホームページ（2005/01/30アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

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