勝山町停留場

勝山町停留場について

勝山町停留場（かつやまちょうていりゅうじょう）は、愛媛県松山市勝山町二丁目にある、伊予鉄道城南線の停留所です。この停留所は市内電車の松山市内線の1、2、3、5号線が利用しており、停留所番号は18番です。

歴史

勝山町停留場の歴史は1911年9月1日に始まります。当初は「御宝町停留場」という名前で開業しました。その後、1911年11月16日には、旧道後鉄道の御宝町駅も開業しましたが、1926年5月2日に道後線の一番町駅から道後駅間の廃止に伴い、御宝町駅は廃止されました。

1948年には駅前にロータリーが設置されましたが、1958年にはそのロータリーが撤去され、交差点に信号機が設置されました。1961年から1966年にかけて、安全地帯が設置され、1967年には停留所が「勝山町停留場」に改称されました。1981年には、大街道方面行の安全地帯が交差点北側から西側へ移設されています。

構造

勝山町停留場は、相対式ホームが2面2線で構成されています。この停留場は勝山交差点の傾斜上にあり、上下線ともに安全地帯が設置されています。ホームの長さは長く、電車2両が同時に停車可能です。上り方面の上一万停留場へ向かう際には、石手川の扇状地を登るやや急な勾配を通ります。

周辺の施設

停留場周辺には多くの重要な施設があります。まず、東横インや愛媛銀行本店、徳島大正銀行松山支店があります。また、愛媛県立松山東高等学校や愛媛県立松山商業高等学校などの教育機関も近くに位置しています。

さらに、愛媛大学の持田地区（旧制松山高等学校跡）や、その附属中学校、小学校、特別支援学校、幼稚園も周囲にあります。教育施設が集まっているため、この地域は学生にとっても非常に便利な立地です。

また、松山市青少年センターや松山バプテスト教会も周辺にあり、地域住民の活動の場となっています。交通の便も良く、一番町一丁目のバス停も近くに存在します。

隣接停留場

勝山町停留場の隣には、伊予鉄道の環状線に属する「警察署前停留場」があり、その向かいには「大街道停留場」が位置しています。これにより、利便性の高い交通網が形成されています。

参考文献

歴史や周辺情報に関しては、大野鐵さんと速水純さんの著書『伊予鉄が走る街 今昔』（JTBパブリッシング、2006年）が参考になります。ISBN 4-533-06410-8。


勝山町停留場はその長い歴史と周辺の便利な施設により、地域住民や観光客にとって重要な交通拠点となっています。

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