勝海麻衣(かつみ まい)
勝海麻衣は、
1994年4月11日生まれの日本のアーティストです。
東京都出身で、元
銭湯絵師見習いというユニークな肩書きを持っています。医師の家庭に育ち、幼稚園から高校まで雙葉学園で学びました。
来歴
武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科を卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻描画・装飾研究室に進学。在学中からモデルとしても活動を始め、
2019年4月時点では合同会社Cruva management・HelaHelaに所属していました。
2017年には
銭湯絵師の丸山清人に師事し、
銭湯絵師見習いとして活動。メディアにも取り上げられ、アーティストとしての個展も開催するなど、その才能を発揮していました。また、モデルとしても、2018年6月には
パリ市庁舎で行われた
コシノジュンコプロデュースの「能×ファッションショー」に出演するなど、幅広く活躍していました。
盗作問題
2019年3月24日、
大正製薬「RAIZIN」のPRイベントでのライブペインティングが、他の
イラストレーターの作品に酷似しているとの指摘を受け、大きな騒動となりました。この問題を受けて、師匠である丸山清人との師弟関係を解消することになりました。
さらに、
武蔵野美術大学の卒業制作作品や個展で発表した作品についても、国内外の作家の絵画作品を無断転用しているとの指摘が相次ぎ、問題はさらに拡大しました。また、
Twitterでの発言についても、他人のツイートを一部改変して
複写したいわゆる「パクツイ」が多数見つかり、多くの議論を呼びました。
2019年4月26日、所属事務所のウェブサイトで謝罪文を発表し、ライブペインティングでの作品が他の
イラストレーターの構図を無断使用したことを認めました。事務所代表も、本人に法律を学ばせ、一から修行させるといった内容の謝罪文を同時に発表しています。
同日、構図を無断で使用された
イラストレーター側の事務所からも和解が成立したことが発表されましたが、イベントを企画したサニーサイドアップ社を交えた協議で、所属事務所と本人が無断模倣を認めたとの発表もあり、本人の謝罪内容との間に齟齬が生じました。なお、本人と事務所代表は、元師匠の丸山はライブペインティングにおける盗作疑惑とは一切無関係であると謝罪文で述べています。
アーティスト活動
- - 個展「饗宴」(Gallery 58、2019年1月28日~2月2日)
- - カフェ「Sd Coffee」壁画(共作)
- - POPEYE(インタビュー)
- - DIME(インタビュー)
- - J-WAVE (インタビュー)
- - 大正製薬「RAIZIN」サンプリング&ライブアートイベント
モデル活動
- - Beats by dr.dre
- - Tokyo Walker
- - からだにいいこと
- - 外務省「たびレジ」
- - SONY mobile
- - KDDI まとめてオフィス
- - ゼクシィ
- - 金沢国際ホテルウエディング
- - ロックバンド「Bentham」2ndフルアルバム【MYNE】CDジャケット
- - Bentham「cymbidium」ミュージックビデオ
- - ichika「illusory sense」ミュージックビデオ
- - NEC Lavie
- - Google Cloud Platform
- - CAPESON SHOP
- - dejavu「MAKEUP CHRISTMAS 2018」キャンペーン広告
- - 大正製薬「RAIZIN」
- - ウソツキ「惑星TOKYO」ミュージックビデオ
- - EVE GARDENファッションショー
- - コシノジュンコ京都ファッションショー(パリ)
- - コシノジュンコ ニュージュエリーコレクション展示モデル
- - Amazon Fashion Week Tokyo 2019 A/W「Akari Miyazu」
- - AKIRA NAKA展示会フィッティングモデル
- - ダイキン工業「うるさら7 珠城先生編」
- - ダイキン工業「うるさら7 うるさらチャンネル」
- - アメリカン・エキスプレス
勝海麻衣は、その才能とユニークな経歴で注目を集めましたが、盗作問題によって大きな試練を経験しました。しかし、その経験を糧に、今後の活動でどのような創造性を発揮するのか、多くの人が注目しています。