勝野昌慶

勝野 昌慶（かつの あきよし）選手について

勝野昌慶は、1997年6月12日に岐阜県可児市で生まれたプロ野球選手で、現在は中日ドラゴンズに所属しています。彼は右投げ右打ちの投手であり、若干の年齢ながら既に数々の経験と実績を持っています。彼の野球人生は可児市立春里小学校時代から始まり、岐阜東濃リトルリーグでの活動を経て、中学生時代には中濃ドリームボーイズ（後の岐阜中濃ボーイズ）に所属しました。

高校時代

その後、土岐商業高等学校に進学し、1年生の夏からベンチに入ることができました。彼はその際、背番号18を身につけました。2年生の秋にはエースとしてチームを率い、岐阜県大会ではベスト4に進出するなどの活躍を見せました。しかし、東海大会では強豪・静岡高校に敗れてしまいます。3年生の夏には羽島北高校に敗れ、甲子園には出場できませんでしたが、高校時代のストレートの最速は146km/hに達しました。高校卒業後は野球を続けないつもりでしたが、三菱重工名古屋の練習会に参加したことで再びプレーをすることになりました。

社会人野球

社会人野球では、2016年に第87回都市対抗野球大会に出場し、その後も2016 WBSC U-23ワールドカップで日本代表として優勝メンバーの一員となりました。2年目には右肘の故障を経験しましたが、冬には完治し、2017年にはアジアウインターベースボールリーグにも参加。3年目には東京スポーツニッポン大会での好投を含む成績を残し、特に2018年の社会人選手権大会では、準決勝で完封勝利を収めるなど大活躍しました。これらのパフォーマンスにより、ドラフトで中日ドラゴンズから3巡目指名を受けました。

中日ドラゴンズでのキャリア

プロ入り後の初登板は2019年5月17日の巨人戦で、初先発も果たしましたが、最初は勝利には繋がりませんでした。プロ初勝利は5月24日のヤクルト戦で得ました。その後、怪我や不調にも直面しましたが、2021年には初めての開幕ローテーション入りを果たすなど徐々に存在感を示すようになります。

2022年には再び良いパフォーマンスを見せましたが、怪我の影響で満足な成績を残せない時期が続きました。その中で2023年にはリリーフ転向を果たし、初セーブを含むキャリアハイの成績を収めました。シーズンの終わりには年俸が大幅に上がる契約を結ぶなど、彼の存在がチームにとって不可欠なものとなっていることを示しています。

選手としての特徴

勝野は、その投球スタイルとして152km/hを超える速球を武器にしています。彼の変化球としてはスライダーやカーブ、フォークボールなどがあり、多彩な投球が魅力です。また、背番号41は元中日投手コーチの浅尾拓也から受け継いでおり、彼を尊敬していることから心の中で自らを鼓舞しながら投げています。浅尾の引退試合で使用されたグラブは、家宝として大切に保管していると言います。

今後の期待

今後も勝野の成長を見守りたいところで、チームの成績向上に貢献しつつ、自身の記録も塗り替えていくことが期待されます。彼の活躍に引き続き注目していきましょう。

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