北三条駅

北三条駅：歴史と周辺施設

北三条駅は、新潟県三条市元町にある東日本旅客鉄道（JR東日本）弥彦線の駅です。周辺には歴史的な観光スポットや公共施設が集まっており、多くの人に利用されています。

歴史

北三条駅は、1925年（大正14年）4月10日に越後鉄道の燕 - 一ノ木戸区間の新設に伴い開業しました。その後、1927年（昭和2年）10月1日に越後鉄道が国有化され、国鉄弥彦線に移管されました。

駅舎は1962年（昭和37年）に改築され、2代目の駅舎となりました。1969年（昭和44年）3月27日には貨物扱いが廃止され、1978年（昭和53年）6月には国鉄新潟鉄道管理局直営の飲食店「ミディショップ」が開店しました。1984年（昭和59年）4月8日に電化開業し、同時に交換設備が廃止されました。1985年（昭和60年）3月14日には荷物扱いも廃止されています。

1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR東日本新潟支社に移管されました。1997年（平成9年）9月15日には弥彦線 燕三条 - 東三条区間の高架化に伴い、3代目の駅舎に建て替えられ、翌9月16日に高架開通式が挙行されました。2008年（平成20年）3月15日には、交通系ICカード「Suica」のエリア内に追加されています。

駅構造

燕三条駅が管理する無人駅で、単式ホーム1面1線を有する高架駅です。ホームは線路の南側にあります。駅舎1階には、簡易Suica改札機（入場用・出場用各1台）、自動券売機（タッチパネル式1台）、待合室、自動販売機、トイレなどが設置されています。交通バリアフリーの観点から、高架駅の完成時より改札内コンコースとホームの間を連絡するエレベーターが1基設置されています。電化開業までは単式ホームと島式ホームの2面3線で構成されていました。高架化工事前は緩やかな三角屋根が特徴的な駅舎でした。

利用状況

JR東日本によると、2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は345人です。

駅周辺

駅前は三条城跡となっており、現地には案内板が建っています。南西側は中央市場（二・七の市）の会場となっているほか、ステージえんがわや2021年現在建設中の図書館を核とした複合施設など、市の都市機能の集積が進んでいます。駅から東西に続く高架の下部には歩道が整備されています。

駅南側に300mほど離れた地域は三条市の古くからの中心市街地となっており、三条八幡宮や真宗大谷派三条別院など神社・仏閣が多く存在します。三条別院の門前は本寺小路と呼ばれ、歓楽街の要素があります。

主要施設

南側
三条市立図書館（徒歩約1分）
三条市歴史民俗産業資料館（徒歩約1分）
ステージえんがわ（徒歩約1分）
三条鍛冶道場（徒歩約2分）

北側
三条市役所（徒歩12分）
三条郵便局（徒歩8分）
三条市体育文化会館（徒歩10分）
イオン三条店（徒歩15分）

バス路線

高架下の「北三条駅」停留所からは市内循環バス「ぐるっとさん」が、駅南側の「北三条駅」停留所からはデマンド交通「ひめさゆり」が発着します。詳細は三条市の公共交通を参照してください。また、中心市街地の本町からは越後交通および新潟交通観光バスが運行する数多くの路線バスが発着するほか、新潟方面の高速バスも発着します。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■弥彦線

燕三条駅 - 北三条駅 - 東三条駅

北三条駅は、歴史と文化が息づく街へのアクセス拠点として、地域の人々に利用されています。

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