北大路バスターミナル

北大路バスターミナルについて

北大路バスターミナル（きたおおじバスターミナル）は、京都市北区に位置する重要なバスの発着所です。このターミナルは京都市営バスの一部であり、地下鉄烏丸線の北大路駅に隣接しています。地下に広がるキタオオジタウンの一環として、バスの運行だけでなく商業機能も兼ね備えています。

立地と歴史

北大路バスターミナルは北大路通と烏丸通が交わる部分にあり、地域のランドマーク的存在です。そのため「北大路バスターミナル」や「北大路駅」として知られていますが、時代によってはかつての名残として「烏丸車庫」という名称も通じます。このバスターミナルは1981年の地下鉄烏丸線開業に合わせて設立され、その後1994年には商業施設の再開発に伴い、現在の地下の位置へ移転しました。

施設の構成

北大路バスターミナルは、地下2階に位置し、バスの乗降場はスロープを降りてすぐのところにあります。ここでは、京都市営バスのさまざまな系統が停車し、降車や乗務員の交代、時間の調整が行われます。バス乗り場は「赤のりば」と「青のりば」に分かれており、それぞれ異なる方向の路線が発着します。

また、地下3階には交通案内のための情報コーナーや、定期券発売所、証明書発行コーナーも設けられています。これにより、利用者は多様なサービスを利用しやすくなっています。さらに、烏丸営業所が付随する形であり、バス運行の運営がどう行われているのかを見ることもできます。

路線網

北大路バスターミナルにはすべての京都市営バスの路線が乗り込み、また京都バス34・35系統も利用可能です。過去には岩倉や御室仁和寺、花園方面へのバスも運行されていましたが、現在はそうした長距離バスの運行は行われていません。最近では、2019年に市原・静原方面の系統が改めて乗り入れるようになり、バスターミナルの利用者にとって利便性が向上しました。

周辺の環境

このバスターミナルの周辺には関西電力の北営業所や立命館小学校、大谷大学、賀茂川、京都府立植物園などの施設があります。特に植物園へ行く際は「植物園前」バス停が利用可能で、周辺の教育機関や公共施設へのアクセスも申し分ありません。ここは地域の交通の要所としてだけでなく、市民生活に密着した重要なスポットです。

結論

北大路バスターミナルは、京都市内の交通網の中心的な役割を果たしており、地域住民と訪問者の両方にとって便利な交通拠点です。地下設計の利便性と多様な運行系統により、利用者からも高い評価を受けています。今後もこの地域の発展に寄与し続けることでしょう。

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