北山元章

北山元章について

北山元章（きたやま もとあき、1944年9月26日生まれ）は、日本の法律界において長いキャリアを持つ元裁判官です。兵庫県出身で、兵庫県立加古川東高等学校を経て、京都大学を卒業後、1967年に司法修習生としての道を歩み始めました。彼の司法キャリアは、民事裁判一筋のものであり、多くの重大な案件に携わりました。

経歴

北山は1969年に東京地方裁判所判事補として裁判官としての職務に就きました。その後、彼は1972年から1975年にかけて札幌地方裁判所および大阪地方裁判所で判事補として経験を積みました。特に1978年から79年には仙台地方裁判所石巻支部と仙台家庭裁判所において判事職を務め、1981年から1983年には東京地方裁判所での判事となり、その後、教育の分野でも活躍し、司法研修所の教官として新たな裁判官の育成に寄与しました。

1990年代になると、北山は東京高等裁判所の判事に任命され、知的財産に関する重要な案件にも関与するようになります。1998年には、那覇家庭裁判所の長、さらに那覇地方裁判所の長を経て、2005年にはさいたま地方裁判所の長官に就任しました。そして、彼の裁判官としてのキャリアの集大成として、2006年には福岡高等裁判所の長官に任命され、2007年に退官しました。

退官後の活動

退官後、北山元章は日本大学法科大学院の教授として学生たちの指導に当たるとともに、弁護士としての活動も行っています。彼の豊富な経験と知識を生かし、法学教育に貢献し続けていることは、法律の発展に寄与する重要な役割の一つです。また、彼は田辺総合法律事務所に所属し、さまざまな法律相談を受けています。

結論

北山元章は、日本の裁判官として約40年のキャリアを持つ法律専門家です。彼の経験は、司法制度や法学教育において重要な意義を持ち、若い法律家たちにとっても大きな手本となっています。今後も彼の活動と貢献に注目が集まることでしょう。

もう一度検索