北山鉱泉

北山鉱泉のご紹介

北山鉱泉（きたやまこうせん）は、富山県魚津市に位置する温泉地で、弱食塩泉の泉質を有しており、源泉温度はおおよそ35度です。この温泉は北山薬師堂から湧き出ており、その効能には婦人病や神経痛、リウマチ、腰痛、成人病などが挙げられます。ただし、これらの効能は全ての人に当てはまるわけではありませんのでご了承ください。

鉱泉街の魅力

1982年の時点では、北山鉱泉周辺には5軒の旅館が軒を連ねていました。この地域には、歴史的な名所の松倉城も存在し、観光名所としても知られています。1867年に開湯した『子宝の湯宿 元祖仁右衛門家』は、長い歴史を持つ旅館で、1998年には運営会社「niemon」を設立し、3階建ての和風旅館に改築されました。

また、1976年にオープンした『ホテル北山』は、鉄筋で建築された6階建ての大きな旅館で、最大300名の宿泊客を収容できる規模を誇りました。しかし、バブル期の後には利用客が減少し、2008年8月には廃業を余儀なくされました。廃業後は、介護事業会社のコロネットによって購入され、2009年7月には高齢者向けの賃貸マンション、『有料老人ホーム北山』として新たに生まれ変わりました。

歴史的背景

北山鉱泉の始まりは1864年に遡ります。このとき、北山村の仁右衛門という人物が霊夢の中で薬師如来のお告げを受けました。彼は、そのお告げに従って神社の下から湧き出る水を使い、瀕死の妻を救ったという伝説があります。この出来事がきっかけで、1867年に開湯されたのです。その後、1983年には国鉄周遊指定地に指定され、観光地としての認知度が高まりました。

アクセス情報

北山鉱泉へのアクセスは非常に便利です。鉄道を利用する場合、魚津駅から車で約20分の距離にあります。また、乗用車を利用する場合は、魚津インターチェンジから約10分で到着します。
このように、北山鉱泉は自然に恵まれた温泉地であり、訪れる人々に癒しのひとときを提供する場所となっています。さらに、周辺には他の鉱泉も点在しており、温泉巡りを楽しむこともできます。

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