北川翔

北川翔

北川翔（きたがわ しょう、1984年1月16日 - ）は、日本のバラライカ奏者、指揮者であり、北川記念ロシア民族楽器オーケストラの音楽監督を務めています。ロシア民謡研究家で合唱指揮者の北川剛を祖父、日本人初のプロバラライカ奏者である北川つとむを父に持ち、幼少の頃よりロシア音楽に親しんで育ちました。2008年には、国際ロシア民族楽器コンクールで日本人として初めて優勝し、その才能を世界に知らしめました。

略歴

東京都目黒区に生まれ、埼玉県入間市で育ちました。幼少より、父である北川つとむからバラライカの手ほどきを受け、新井雅代にピアノ、中島克磨らに作曲・編曲を師事しました。

2001年、東京バラライカアンサンブルにドムラ奏者として入団し、ロシア公演に参加。2004年には、ロシア国立ラフマニノフ記念ロストフ音楽院に特別奨学生として入学し、バラライカをアレクサンドル＝ダニーロフ、指揮法をアレクサンドル＝ゴンチャロフ、セミョーン＝コーガン、編曲をゲンナージー＝タルスチェンコらに師事しました。

2005年には、ロシア・ロストフ音楽院小ホールにて、日本人初となるバラライカソロリサイタルを開催。2006年には、A.ダニーロフ教授の還暦記念演奏会や、P.ネチェポレンコ90歳記念フェスティバルに出演するなど、ロシア国内で高い評価を得ました。同年4月には、日本でソロデビューリサイタルを開催し、本格的に日本での活動を開始しました。

2009年には、北川記念ロシア民族楽器オーケストラを設立し、指揮者、編曲家としても活動を開始。また、アコーディオン奏者の大田智美とのデュオを結成し、全国各地で公演を行っています。

2012年には、バラライカ、アコーディオン、コントラバスバラライカ、パーカッションというユニークな編成のBalalaiQuartet-ばららいかるてっと-を結成し、ロシア民謡のアレンジやオリジナル曲の発表に積極的に取り組んでいます。

2013年には、北川記念ロシア民族楽器オーケストラを率いて国際ロシア民族楽器フェスティバルに出演し、現地のメディアからも絶賛を浴びました。

2018年には、ロシアでの民族楽器コンクールの審査員に、日本人バラライカ奏者として初めて選ばれました。

現在も、ソロ活動、オーケストラの指揮、アンサンブルなど、幅広い活動を通じて、ロシア音楽の魅力を日本に伝えています。

ディスコグラフィ

アルバム

Sounds of Balalaika 〜Purologue〜（2007年、自主制作）
BALALAIKA（2010年、音楽センター）
BalalaiQuartet-ばららいかるてっと-（2013年、音楽センター）
Balalaika Concerts（2017年、自主制作）
心さわぐ青春の歌 ～russian instrumental music（2018年、音楽センター）

DVD

Sho Kitagawa Balalaika Concert in X'mas（2009年、北川記念ロシア民族楽器オーケストラ）

参加CD

ヘタリア キャラクターCD II Vol.7 ロシア（2013年9月）
神さまの言うとおり オリジナル・サウンドトラック（2014年11月）

テレビ出演

徹子の部屋
クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス
うたコン
おんがく交差点
めざましテレビ
その他多数

ラジオ出演

吉田照美 ソコダイジナトコ
久米宏 ラジオなんですけど
その他多数

新聞掲載

毎日新聞夕刊「人模様:ロシア民謡の魅力伝えたい 北川翔さん」
日本経済新聞朝刊・文化面
その他多数

外部リンク

北川翔オフィシャルサイト
北川翔オフィシャルファンクラブサイト
* 北川記念ロシア民族楽器オーケストラ公式サイト

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