北日本銀行

株式会社北日本銀行について

株式会社北日本銀行（きたにっぽんぎんこう）は、岩手県盛岡市に本店を構える第二地方銀行で、北東北地域唯一の現存する第二地方銀行として、信頼の金融サービスを展開しています。特に地域との強い結びつきがその特色であり、多様なニーズに応えるための店舗展開を行っています。

店舗展開

北日本銀行は岩手県内だけでなく、秋田県や青森県、宮城県、福島県、そして東京都にも店舗を持っています。

• - 青森県: 八戸市には3店舗、青森市には2店舗があります。
• - 秋田県: 秋田市、横手市、湯沢市、鹿角市のそれぞれに1店舗設置されています。
• - 宮城県: 仙台市を含む石巻市や気仙沼市、塩竈市、多賀城市にも店舗を展開し、ローンプラザも設けています。特に仙台市泉区には新たに泉中央支店を開設し、住宅ローンの需要を取り込むことを目指しています。
• - 福島県: 福島市と郡山市にそれぞれ1店舗を持っています。
• - 東京都: こちらにも1店舗設けています。

地域への配慮を重視し、様々なニーズに応じたサービスを提供するため、店舗数を増やしています。

地方公共団体との取引

北日本銀行は隣接する横手市から指定代理金融機関として認可を受けています。この指定は、2005年の横手市の合併前から続くものであり、地域住民への金融サービスを推進しています。

沿革

この銀行の歴史は1942年に始まり、当初は合併によって設立された岩手県興産無尽株式会社としてスタートしました。1951年には相互銀行に転換し、その後1966年に株式会社北日本相互銀行に商号変更。その後1989年に普通銀行に転換し、現在の名で営業を続けています。また、2022年には東京証券取引所のプライム市場に上場を果たしました。

幻に終わった合併計画

1994年には徳陽シティ銀行や殖産銀行との合併が発表され、「平成銀行」との名での誕生が期待されましたが、徳陽シティ銀行の不良債権問題が発覚し、合併計画は頓挫しました。この事件は金融界にかなりの影響を及ぼしました。

情報処理システムの移行

北日本銀行はこれまで日立製作所のシステムを利用していましたが、富士通のPROBANKへの移行予定が開発の遅れによりキャンセルされ、結果として2008年より日立の共同システムであるNEXTBASEに移行しました。

地域社会への貢献

地域との結びつきを大切にし、きたぎん少年サッカー大会の開催など、社会貢献活動にも力を入れています。また、2023年からはいわて盛岡ボールパークのネーミングライツを取得し、地域の活性化にも寄与しています。

結論

北日本銀行は、長い歴史と地域に根ざした特性を持つ金融機関です。今後も地域社会への貢献を続け、信頼される銀行であり続けることを目指しています。

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