北朝鮮による飛翔体発射実験 (2023年)

2023年の北朝鮮による飛翔体発射実験

2023年、北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）は様々な種類の飛翔体、特に弾道ミサイルや巡航ミサイル、ロケット弾の発射実験を行いました。以下に、発射された日時や種類、落下地点などの詳細を記載します。

発射スケジュール

1月

• - 1月1日: 午前2時50分、平壌から短距離弾道ミサイル1発を発射。最高高度約100キロ、飛行距離約350キロで、日本の排他的経済水域外の日本海に着水。

2月

• - 2月18日: 北朝鮮が東に向けてミサイルを発射。最高高度約5700キロ、飛行距離約900キロに達し、日本のEEZ内に落下。記録によると、火星15を高角度で発射したとのこと。
• - 2月20日: 午前6時59分と7時10分、それぞれ1発ずつ弾道ミサイルを発射。
• - 2月23日: 戦略巡航ミサイル「ファサル2型」4発を日本海に向けて発射する訓練を実施。

3月

• - 3月9日: 短距離弾道ミサイルを発射。
• - 3月13日: 巡航ミサイル2発を潜水艦から発射。
• - 3月14日: 2発の弾道ミサイルを発射。
• - 3月16日: 長距離弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ外に着水。
• - 3月19日: 弾道ミサイル1発を発射、飛行距離800キロ。
• - 3月22日: 「ファサル1号」と「ファサル2号」を各2発発射し、最大約2時間半の飛行時間を記録。
• - 3月27日: 再度、弾道ミサイルを2度発射。

4月

• - 4月13日: 大陸間弾道ミサイル「火星18型」を日本海に向けて発射。日本政府はJアラートを発令し、ミサイルは数分後に日本海に落下。

5月

• - 5月31日: 北朝鮮が人工衛星の発射を行った。しかし、ロケットの2段目で異常が発生し、黄海に墜落。

6月

• - 6月15日: 平壌付近から短距離弾道ミサイルを発射し、日本のEEZ内に落下。

7月

• - 7月12日: 1発の弾道ミサイルを発射、飛行距離は最長となった。
• - 7月19日: 短距離ミサイルを2発発射し、いずれも日本の排他的経済水域外に落下。
• - 7月22日: 複数の巡航ミサイルを黄海に向けて発射。
• - 7月24日: さらに2発の短距離弾道ミサイルを発射。

8月

• - 8月24日: 短距離ロケットを発射し、その後、複数の弾着地点に分かれた。
• - 8月30日: 弾道ミサイルの可能性がある物体を2発発射。

9月

• - 9月2日: 黄海に向けて巡航ミサイルを発射。
• - 9月13日: 2発の弾道ミサイルを発射。両方とも最高高度50キロ。

11月

• - 11月21日: 日本政府が北朝鮮からのミサイル発射の可能性を発表。
• - 11月22日: さらなるミサイル発射が試みられたが、失敗。

12月

• - 12月17日: 弾道ミサイルが発射され、日本海に落下。
• - 12月18日: ICBM級ミサイルが発射され、日本海に着水。

これらの発射実験は、例えば国際社会への挑戦として強い警戒感をもたらしました。特に、日本に対する脅威を高める要因となり、政府は防衛体制の強化を進めている現状も影響を及ぼしています。これからも北朝鮮のミサイル発射は国際問題として注視され続けることが予想されます。

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