北条まどか

北条まどか：上田電鉄別所線存続を願うキャラクター

北条まどかは、長野県上田市を走る上田電鉄別所線の存続を支援するために誕生したキャラクターです。彼女は、別所線が走る塩田平にゆかりのある北条氏の子孫という設定を持ち、その名前は、かつて丸窓電車が円窓電車とも呼ばれていたことに由来します。

誕生の背景

北条まどかは、元々上田市職員の有志グループ「上田市アイプロジェクト」が執筆した小説『別所線きっず！ものがたり』に登場するキャラクターでした。別所線の存続を支援する活動の一環として、この小説が公開されたことが、彼女の物語の始まりです。

歴史

2005年（平成17年）12月2日：上田市アイプロジェクトにより、別所線存続支援を目的とした小説『別所線きっず！ものがたり』が公開。
2006年（平成18年）5月12日：作曲家・桐原冬夜氏により、Web絵本版が公開。
2011年（平成23年）9月26日：漫画家・イラストレーターの宙花こより氏によって、小説に登場する北条まどかの6年後の姿がデザインされ、詳細な設定が追加。別所線存続支援キャラクター「北条まどか」として新たに公開。
2012年（平成24年）：
7月1日：キャラクターボイスに上田市出身の声優・真田アサミ氏を起用。
8月11日：上田駅構内アナウンスを北条まどかが担当。
12月：イメージガールに同市出身の林恵理氏を起用。
2013年（平成25年）：アルピコ交通上高地線の鉄道キャラクター・渕東なぎさとのコラボ缶バッジを製作。
2015年（平成27年）12月：誕生10周年を記念し、記念切符の発売や記念イベントを開催。

キャラクターとしての展開

北条まどかは、声優によるアナウンスやイメージガールの起用など、様々な展開を見せています。また、他の鉄道キャラクターとのコラボレーションも実現しており、別所線のPRに大きく貢献しています。

他のコンテンツとの連携

鉄道むすめ：ゲストキャラクターとしてコラボレーション商品が登場。鉄道むすめには、別所線の別所温泉駅駅長という設定の「八木沢まい」も存在します。

外部リンク

別所線存続支援キャラクター「北条まどか」
北条まどか (@madoka_hojo) - X（旧Twitter）

北条まどかは、地域鉄道の活性化におけるキャラクターの有効活用を示す好例と言えるでしょう。彼女の活動は、別所線の存続支援にとどまらず、地域文化の振興にも寄与しています。

もう一度検索