別所温泉駅

別所温泉駅

別所温泉駅は、長野県上田市別所温泉に位置する上田電鉄別所線の終着駅です。駅番号はBE15。

歴史

1921年（大正10年）に上田温泉電軌の駅として開業しました。当初は「別所駅」という名称でしたが、その後「信濃別所駅」を経て、1930年（昭和5年）に現在の「別所温泉駅」に改称されました。路線の名称変更や運営会社の変遷を経て、現在は上田電鉄の駅となっています。

1950年（昭和25年）には駅舎が改築され、現在の外観となりました。2006年（平成18年）には、別所温泉観光協会の女性職員が和装制服を着用した駅長として着任し話題を呼びました。2016年（平成28年）には駅ナンバリングが導入され、2017年（平成29年）には駅舎が上田市都市景観賞に選定されるなど、その歴史と景観が評価されています。2022年（令和4年）からは無人駅となりましたが、窓口でのグッズ販売は継続されています。

駅構造

単式ホーム1面1線の地上駅です。かつては2面2線の頭端式ホームでしたが、現在は1線が撤去されています。構内には、かつて使用されていた丸窓電車（モハ5250形）が保存されています。駅舎は上田丸子電鉄時代から使用されているもので、当時の社紋が残っています。駅舎内には、駅事務室や待合室のほか、別所温泉観光協会の案内所などが入居しています。以前は駐車場側から直接ホームに入ることができましたが、現在は駅舎内の改札口のみとなっています。

2021年には、別所線開業100周年を記念してストリートピアノが設置され、YouTuberピアニストのハラミちゃんが演奏を披露しました。

駅の運営

現在は無人駅ですが、窓口ではグッズ販売が行われています。平日は上田電鉄の社員が、土日祝日は上田女子短期大学の学生が「観光駅長」として袴姿で業務を行っています。以前は別所温泉観光協会が窓口業務を委託されていましたが、2022年3月に委託を終了しました。

過去には、自動放送で別所温泉の案内が流れていた時期もありましたが、現在は行われていません。駅には自動券売機が設置されています。駅敷地内には、温泉旅館の送迎バス乗り場、駐車場、駐輪場が併設されています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は下記の通りです。

[ここに近年の一日平均乗車人員の推移があれば記載]

駅周辺

駅周辺には、別所温泉をはじめ、常楽寺、北向観音、安楽寺などの観光名所が点在しています。また、上田バスの停留所も駅前にあります。

別所温泉
常楽寺
北向観音
安楽寺
国宝 八角三重塔
上田バス塩田線・信州上田レイライン線「別所温泉駅」停留所

隣の駅

上田電鉄別所線

八木沢駅 (BE14) - 別所温泉駅 (BE15)

脚注

[参考文献]

寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日。
安田就視・松本典久『DJ鉄ぶらブックス 021 昭和の終着駅 北陸・信越編』交通新聞社、2017年6月7日。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

別所温泉駅（BE15） - 上田電鉄
動画で見るニッポンみちしる 別所温泉駅 - NHKアーカイブス
あなたの駅前物語 別所温泉駅（長野県） - テレビ朝日

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