北樹出版

株式会社北樹出版について

株式会社北樹出版（ほくじゅしゅっぱん）は、日本の学術的な専門書の出版社であり、本社は東京都目黒区中目黒に位置しています。この会社は1977年8月10日に創業され、法学や政治学、心理学、社会学、教育学、思想などの人文・社会科学に関連する学術書や教材を取り扱っています。

歴史と設立の背景

北樹出版は、登坂治彦氏と木村哲也氏が有信堂から独立する形で設立されました。創業当初から、質の高い学術書を提供することを目指し、研究者や学生にとって有益なリソースとなるよう努めてきました。刊行する書籍は、大学向けの教科書としても広く使用されており、学術界からの信頼も厚いです。

社名の由来

社名には深い意義があります。「北樹」という名称は、詩人石川道雄の詩「夏木立」の一節に由来しています。この詩の中では、鬱蒼とした樹木が描かれ、「不毛の北国の原野を鬱蒼たる樹林にするように、現代の文化不毛を克服するために大きな文化の樹林を創りたい」という理想が反映されています。この理念は、北樹出版が目指す文化の発展と学問の深化に繋がっています。

出版の特徴

北樹出版は、多岐にわたる専門的な分野の書籍を発行している点が特筆されます。法学や政治学はもちろん、心理学や社会学、さらには教育学や思想といった分野に至るまで、幅広い人文・社会科学に焦点を当てています。これにより、多様なニーズを持つ研究者や学生をサポートし、学術的な知識の普及に貢献しています。

ロゴマークと象徴

会社のロゴには、北国の厳しい自然環境の中でたくましく生きる「跳躍する鹿」がモチーフとして使われています。これは、困難な状況においても挑戦し続け、成長していく姿を象徴しており、出版社としての意志と理念を表現しています。このように、北樹出版は単なる出版社ではなく、文化の育成や学問の発展を通じて、社会に貢献する存在として位置づけられています。

今後の展望

今後も、北樹出版は変わりゆく学問の世界に対応するために新しい書籍や教材を出版し続ける予定です。デジタル化が進む現代において、オンライン教材の充実や電子書籍の制作など、多様な媒体での学びを提供し、より多くの人々に学術的な知識を届ける努力を続けていきます。これからも、北樹出版の活動に注目し、その成果を期待しましょう。

もう一度検索