北浜alley

北浜alley：港町の歴史が息づく複合商業施設

高松市北浜町に位置する北浜alleyは、かつて高松港で貨物の一時保管場所として使われていた古い倉庫を再生した複合商業施設です。2000年のオープン以来、高松港ウォーターフロントのトレンドスポットとして親しまれており、多くの若者や観光客で賑わっています。

歴史的建造物の再生

昭和初期に建設された倉庫群は、本四架橋の開通により役割を終えました。しかし、その歴史的価値を認め、建物を保存・再生する計画が持ち上がります。一級建築士の井上雅子氏とJA香川県の協力の下、「倉庫の現姿を残す」「商業施設として再生する」「文化的貢献を果たす」という3つの理念を掲げ、倉庫群の再生プロジェクトがスタートしました。

宇高国道フェリーの向かいに位置する4棟の倉庫のうち、1棟は軸組を残して撤去し、レンガ敷きの広場として生まれ変わりました。残りの3棟は、外観を可能な限り維持し、内装も原型を留めるように改修されました。この配慮によって、かつての港町の風情が現在にも息づいています。

多様なテナントとイベント

北浜alleyには、ギャラリー、ブティック、カフェレストラン、美容院、雑貨店など、多様なテナントが入居しています。それぞれの店舗が個性を放ち、訪れる人に魅力的な空間を提供しています。週末には、広場を利用してフリーマーケットやコンサートなどのイベントが開催され、地域の人々との交流の場ともなっています。

魅力的な立地と低価格のテナント料

北浜alleyは、JR高松駅やことでん高松築港駅から徒歩圏内に位置し、アクセス抜群です。また、高松市中心部と比べてテナント料が約5分の1と低価格に設定されていることも、人気の理由の一つです。そのため、入居希望者は多く、近隣の倉庫3棟を新たに改装する計画も進められています。

周辺環境

北浜alley周辺には、水城通り、宇高国道フェリー乗り場、四国フェリー乗り場、香川県立歴史博物館、高松城、サンポート高松など、観光スポットや公共施設が充実しています。これらの施設と合わせて訪れることで、高松の魅力をより深く知ることができます。

まとめ

北浜alleyは、歴史的建造物を活かした複合商業施設として、高松の街に新たな魅力をもたらしています。港町のレトロな雰囲気と現代的な商業空間が融合した、独特の空間は、多くの人の心を掴んでいます。週末には賑やかなイベントが開催され、地域の人々との交流も盛んです。高松を訪れた際には、ぜひ北浜alleyに足を運んでみてください。

施設概要

所有者：JA香川県
デザイン：井上雅子
運営：井上雅子
延床面積：1,099.56m²
レンガ広場面積：187.74m²
所在地：香川県高松市北浜町4番14号
* アクセス：JR高松駅徒歩10分、ことでん高松築港駅徒歩8分、ことでんバス北浜アリーバス停下車すぐ

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