北海学園大学短期大学部

北海学園大学短期大学部の歴史と概要

北海学園大学短期大学部は、1950年に北海道札幌市に設立された私立の短期大学で、1969年に閉校されました。この大学は、学校法人北海学園が運営し、日本国内で最初に認可された短期大学の一つです。当初は「北海短期大学」という名称で開校され、その後「北海学園大学短期大学部」に改称されました。

設立と初期の展開

1950年の開学時、大学は昼間部と夜間部にそれぞれ1学科ずつを設置し、合計で200名の学生を受け入れることが可能でした。設立当初の学科は経済科と商業科でしたが、後に経済科は大学へ譲渡され、土木科の設置が進められました。

開校から数年後の1953年には、経済科第一部が廃止され、最終的には土木科のみが残ることになります。土木科は、1962年に新たに設置され、学生募集が行われるようになりました。

学生数と組織

大学設立当初、経済科第二部は入学定員100名で運営され、最終的に土木科は第一部と第二部合わせて100名の定員を持ちました。各学科の運営は、地域ニーズや時代背景に応じて調整されましたが、入学者数は常に安定した状態を維持していました。

教育および取得資格

北海学園大学短期大学部では、職業教育に重点を置き、経済科の学生には中学校教諭二級免許状や高等学校教諭二級免許状が取得できるプログラムが提供されていました。また、土木科には測量士補の資格を得るための課程が設けられており、実践的な技術を身につけることができました。

ライフサイクルと閉校

1967年度の学生を最後に、1969年に大学は閉校しました。閉校の理由は、教育のニーズや競争の変化、経済的な理由によるものとされており、北海学園の別の学部へとの統合が進められました。

施設とキャンパス

北海学園大学短期大学部のキャンパスは、最初は経済科が置かれていた豊平区の施設で運営されていましたが、のちに南26条西11丁目において土木科が設置されました。南26条西11丁目のキャンパスは、元警察学校の校舎を改修したもので、教育機関として活用されました。

有名な出身者

この大学からは、著名な作家や政治家、アナウンサーが輩出されており、特に荒巻義雄や清水幹夫など、各界で活躍する出身者を多数輩出しました。彼らは自身の教育的背景を活かし、各分野で活躍しています。

北海学園大学短期大学部は、短い存続期間ながらも多くの学生に教育の機会を提供し、地域に根差した活動を行いました。その歴史は、現在の北海学園大学に引き継がれています。

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