北海道札幌丘珠高等学校

北海道札幌丘珠高等学校（ほっかいどうさっぽろおかだまこうとうがっこう、Hokkaido Okadama High School）は、北海道札幌市東区北丘珠に位置する公立（道立）の高等学校です。

沿革

本校の歴史は、1974年 12月1日に「北海道札幌東区新設高等学校事務取扱」が発令されたことから始まります。同年12月20日には仮設校舎が完成し、12月25日には校名が「北海道札幌丘珠高等学校」と正式に決定されました。翌1975年 4月9日に開校式と第1回入学式が盛大に挙行され、学校としての活動がスタートしました。

校舎の建設も並行して進められ、1975年 5月1日に本校舎の第1期工事が着工。同年12月26日には体育館が完成し、1976年 3月19日には本校舎の第1期工事が竣工しました。また、学校のシンボルとなる校歌は1976年 11月3日に制定されました。第1回卒業式は1978年 3月10日に行われ、最初の卒業生を社会に送り出しました。その後も施設の拡充は続き、1978年 11月20日には武道場、1988年 3月25日には水泳プール、1992年 3月17日には第2体育館が竣工しました。1979年 6月23日には校舎落成式が挙行され、学校施設の整備が一通り完了しました。

学校行事としては、1984年 10月7日に創立10周年記念式典が、1994年 10月7日には創立20周年式典が開催されました。教育活動における評価も高く、1990年 3月7日には石狩管内教育実践奨励校として受賞し、1994年 11月4日には体力つくり最優良校にも選ばれています。

国際交流にも力を入れており、1984年 9月22日には米国ポートランド市のマーシャル高等学校と、1994年 10月6日には豪州ポートマコーリー高等学校と姉妹校提携を結んでいます。1995年 2月7日からは国際交流事業の一環としてオーストラリアへの生徒派遣を開始し、1997年9月26日にはオーストラリアの姉妹校訪問団を受け入れました。1999年 1月14日にはオーストラリア姉妹校からの語学研修生の受け入れが始まり、同年7月27日からはオーストラリア姉妹校への語学研修生の派遣も開始するなど、活発な国際交流が行われています。

生徒定員についても変更があり、2000年度には1学年の定員が360人となり、2002年度からは320人となりました。教育カリキュラムの多様化として、2003年度には総合文理コースと国際文化コースからなるコース制が導入され、2009年度からはフィールド制へと移行し、生徒一人ひとりの興味や進路に応じた学びを支援しています。

部活動

本校では、生徒の自主的な活動を奨励しており、多くの部活動が活発に活動しています。運動部には野球部、陸上部、テニス部、ソフトテニス部、バレーボール部、バスケットボール部、バドミントン部、ハンドボール部、サッカー部、剣道部、空手道部、卓球同好会などがあります。文化部には放送局、新聞局、吹奏楽部、美術部、書道部、理科部、ボランティア部、写真部、茶華道部、パソコン研究部、漫画研究部などが設置されており、生徒は多様な分野で自己を磨いています。

著名な出身者

様々な分野で活躍する卒業生を輩出しています。芸能分野ではタレントの江川有未氏や俳優の北脇一徹氏、マスコミ分野では東北放送アナウンサーの佐藤修氏、スポーツ分野ではサッカー選手の松原修平氏（北海道コンサドーレ札幌所属）などがいます。また、学術・文化分野では工学者の麓耕二氏（青山学院大学理工学部教授）、理工学者の加藤康男氏、工学者の鈴木聡士氏（北海学園大学工学部教授）などが活躍しており、その他にも録音技師の秋元大輔氏などが本校の卒業生として知られています。

アクセス

公共交通機関を利用する場合、北海道中央バス（札幌東営業所）の「丘珠高校」バス停が最寄りの停留所となります。

北海道札幌丘珠高等学校