北海道東北開発公庫

北海道東北開発公庫について

北海道東北開発公庫（ほっかいどうとうほくかいはつこうこ）は、かつて存在した日本の政策金融機関です。略称として北東公庫とも呼ばれていました。この公庫は、北海道東北開発公庫法に基づき設立され、北海道および東北地方における産業の振興と開発を促進することを目的としていました。

概要

北海道東北開発公庫は、民間企業や一般の金融機関だけでは対応が難しい長期の資金供給を通じて、地域経済の発展を支援しました。具体的には、以下の活動を通じて、民間投資を補完・奨励していました。

長期資金の供給: 産業開発に必要な長期的な資金を供給することで、企業の設備投資や新規事業の立ち上げを支援しました。
民間金融の補完: 民間の金融機関が行う融資を補完し、地域経済の活性化を後押ししました。

組織と店舗

1985年4月1日時点では、以下の組織構成となっていました。

役員: 総裁、副総裁、理事4名、監事1名、非常勤監事1名の合計7名で構成されていました。
職員: 本店135名、北海道支店66名、東北支店66名、新潟事務所22名の合計289名が勤務していました。

主な店舗は以下の通りです。

本店：東京
北海道支店：札幌
東北支店：仙台
新潟事務所：新潟

沿革

北海道東北開発公庫は、以下のような歴史を辿りました。

1956年（昭和31年）6月: 北海道開発公庫法に基づき、北海道開発公庫として設立されました。
1957年（昭和32年）: 北海道開発公庫法が北海道東北開発公庫法に改題されたことに伴い、北海道東北開発公庫に改組されました。
1999年（平成11年）10月1日: 解散し、一切の権利義務は日本政策投資銀行に承継されました。

解散とその後

1999年に北海道東北開発公庫は解散し、その業務は日本政策投資銀行に引き継がれました。これにより、北海道と東北地方の産業振興に対する支援は、新たな体制の下で継続されることとなりました。

参考資料

財政金融統計月報第401号：財務総合政策研究所

関連項目

日本政策投資銀行
北海道東北開発公庫法
* 北海道拓殖銀行

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