北海道道119号遠別中川線

北海道道119号遠別中川線

北海道道119号遠別中川線は、北海道の北部に位置する天塩郡遠別町と中川郡中川町を結ぶ主要地方道です。この路線は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

起点: 北海道天塩郡遠別町字啓明（国道232号交点）
終点: 北海道中川郡中川町字安川（北海道道118号美深中川線交点）
総延長: 22.483 km
実延長: 22.461 km
重用延長: 0.022 km

歴史

この路線の歴史は、1982年（昭和57年）9月30日に1016号として路線認定されたことから始まります。その後、1993年（平成5年）5月11日には、建設省（現在の国土交通省）によって主要地方道に指定されました。1994年（平成6年）10月1日には、路線番号が119号に変更されています。この路線は、かつて存在した614号清川中川線（1968年〈昭和43年〉3月30日認定）を廃止し、新たに認定された路線です。

路線状況

重複区間

北海道道256号豊富遠別線（遠別町字清川）

道路施設

主なトンネル

清川トンネル (60 m)
平成トンネル (118.5 m)
咲花トンネル (1,028.3 m)

主な橋梁

宮下橋（69 m、ウツツ川、遠別町字啓明）

地理

通過する自治体

留萌振興局
天塩郡遠別町
上川総合振興局
中川郡中川町

交差する道路

遠別町
国道232号 - 字啓明（起点）
北海道道256号豊富遠別線 - 字清川（重複）
中川町
北海道道118号美深中川線 - 字安川（終点）

沿線にある施設

中川町
中川町エコミュージアムセンター

主な峠

咲花峠

咲花トンネルの開通

遠別町と中川町の境界付近は、以前は未舗装区間であり、北海道道256号豊富遠別線との分岐点からの区間が、長期間にわたる災害による土砂崩れのため通行止めとなっていました。しかし、2002年（平成14年）3月に「咲花トンネル」（延長1,028.3 m）が開通し、供用が開始されたことで、現在は全区間が舗装済みとなり、冬季の通行も可能になりました。このトンネルの開通は、地域の交通事情を大きく改善する出来事でした。

北海道道119号遠別中川線は、地域の住民にとって重要な生活道路であるとともに、観光客にとっても北海道の自然を満喫するためのルートとして活用されています。

もう一度検索