北海道道741号上遠別霧立線

北海道道741号上遠別霧立線は、北海道の天塩郡遠別町を起点とし、苫前郡羽幌町を経由して苫前町に至る一般道道です。この路線は、いくつかの特徴的な事情を抱えています。

概要

この路線の最大の特徴は、未供用区間の存在です。建設中止が決定された区間が複数存在し、路線全体が分断された状態で部分的に供用されています。具体的には、以下の3つの区間が未供用となっています。

1. 遠別町字正修の区間
2. 羽幌町字築別炭砿から羽幌町字上羽幌の区間
3. 苫前町字霧立の区間

これらの未供用区間により、路線全体を通り抜けることはできません。

路線データ

起点：北海道天塩郡遠別町字正修（北海道道688号名寄遠別線交点）
終点：北海道苫前郡苫前町字霧立（国道239号交点）
総延長：43.401 km
実延長：24.720 km
重用延長：5.555 km
未供用延長：13.126 km
未舗装延長：8.641 km

道路の管理は、留萌振興局の留萌建設管理部が遠別出張所と羽幌出張所に分かれて行っています。

歴史

1972年（昭和47年）3月31日：路線認定
2000年（平成12年）度：築炭道路（遠別町字正修 - 羽幌町字築別炭砿）の事業中止が決定
2004年（平成16年）度：上羽幌道路（羽幌町字上羽幌 - 苫前町字霧立）の事業中止が決定。これにより、未開通区間の事業が全て中止となりました。

路線状況

重複区間：北海道道356号築別炭砿築別停車場線（羽幌町字築別炭砿 - 羽幌町字曙）

未供用区間

区間延長：13.1 km
遠別町字正修 - 羽幌町字築別炭砿（築炭道路）
羽幌町字上羽幌 - 苫前町字霧立（上羽幌道路）

築炭道路は2000年度に、上羽幌道路は2004年度に事業中止が決定しています。

通年交通規制（通行止め）

遠別町字正修国有林42林班（ゲート〔起点〕） - 遠別町字正修国有林45林班
区間延長：0.5 km

冬期交通規制（通行止め）

苫前町字霧立国有林2164林班 - 苫前町字霧立106-2（夕霧ゲート〔終点〕）
区間延長：1.9 km

道路施設

主な橋梁

上羽幌橋（60 m、羽幌川、羽幌町字上羽幌）
幌平橋（81 m、羽幌川、羽幌町字上羽幌）
右股橋（94 m、羽幌川、羽幌町字上羽幌）
夕霧橋（59 m、古丹別川、苫前町字霧立）

常設型ゲート

ゲート（遠別町字正修国有林42林班〔起点〕）
三毛別ゲート（羽幌町字曙333-1）
上羽幌第一ゲート（羽幌町字上羽幌200-2）
上羽幌第二ゲート（羽幌町字上羽幌264-2）
夕霧ゲート（苫前町字霧立106-2〔終点〕）

地理

この路線が通過する自治体は、留萌振興局管内の以下の3町です。

1. 天塩郡遠別町
2. 苫前郡羽幌町
3. 苫前郡苫前町

交差する道路

遠別町：北海道道688号名寄遠別線
羽幌町：北海道道356号築別炭砿築別停車場線、北海道道612号築別天塩有明停車場線、北海道道747号上羽幌羽幌停車場線
苫前町：国道239号

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