北見葉胡

北見葉胡（きたみ ようこ）は、日本の画家、絵本作家、イラストレーターとして知られています。神奈川県に生まれ、武蔵野美術短期大学を卒業後、1994年より個展を開催しながら、絵本や書籍の装画を中心に活動の幅を広げてきました。

彼女の作品は、独特の色彩感覚と繊細なタッチで描かれており、温かみのある作風が特徴です。子供から大人まで幅広い世代に愛される作品が多く、国内外で高い評価を得ています。

2004年には、絵本『さぼてん』で大分国際絵本原画展優秀賞を受賞。同作品はスペイン語訳され、『cactus』としてメキシコでも出版されました。2005年には、朝日小学生新聞に連載されていた『タマリンとポチロー』でボローニャ国際絵本原画展に入選するなど、国際的な舞台でもその才能を発揮しています。

主な作品

絵本
『さぼてん』（2002年、講談社）
『cactus』（2004年、Fond de Cultura Economica）
『タマリンとポチロー』（2004年、講談社）
『カノン』（作：かんのゆうこ、絵：北見葉胡、2006年、講談社）
『冬のケープ』（作：寺下雅子、絵：北見葉胡、2006年、新風舎）
『おやゆび姫』（2007年、偕成社）
書籍装画
『金色の象』（作：岩瀬成子、絵：北見葉胡、2001年、偕成社）
『安房直子コレクション』全7巻（作：安房直子、絵：北見葉胡、2004年、偕成社）
『ヒットラーの娘』（作：ジャッキー・フレンチ、2004年、鈴木出版）
『まぼろしの犬』（日本児童文学者協会編、2006年、新日本出版社）
* 『教室の祭り』（作：草野たき、絵：北見葉胡、2006年、岩崎書店）

これらの作品を通して、北見葉胡は、子供たちの豊かな心を育むとともに、大人たちには忘れかけていた大切な何かを思い出させてくれます。彼女の作品は、これからも多くの人々に感動と喜びを与え続けることでしょう。

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