北黒線

北黒線（ほっこくせん）

北黒線は、中華人民共和国の中国国鉄が運営する鉄道路線です。黒竜江省の北安市にある北安駅と、黒河市にある黒河駅を結び、その全長は303kmに及びます。

歴史

北黒線は1935年に開業しました。しかし、第二次世界大戦末期にはソ連軍に占領され、線路は一時的に撤去されました。その後、1963年から再建工事が開始され、1965年には北安駅から竜鎮、聚盛までの区間が再開されました。

しかし、中ソ対立の影響を受け、竜鎮から聚盛までの区間は再び廃止されることとなりました。その後、ペレストロイカによる中ソ関係の改善が進んだ1986年7月15日、竜鎮から黒河までの区間の再建工事が開始され、1989年12月14日に黒河までの全区間が復旧し、現在に至っています。

アムール川鉄橋建設

2016年12月20日には、アムール川を挟んで対岸に位置するロシア連邦のアムール州ブラゴベシチェンスクとの間に鉄橋を建設する計画が発表され、着工される予定です。この鉄橋が完成すると、中露両国間の物流や人の流れがより活発になると期待されています。

北黒線は、その歴史の中で様々な困難を乗り越え、地域の発展に貢献してきました。今後、アムール川鉄橋の建設を通じて、さらにその重要性を増していくことが予想されます。

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