十二月 (斉藤和義のアルバム)

『十二月』: 斉藤和義初のライブアルバム

『十二月』（じゅうにがつ）は、斉藤和義による初のライブアルバムで、1999年6月2日にファンハウスから発売されました。このアルバムには、1998年12月に東京厚生年金会館および大阪厚生年金会館で行われた弾き語り公演のライブ音源が収められています。発売規格（品番）はFHCF-2458です。また、2009年9月16日には特殊なCDプレーヤーが無くても高音質で再生できるスーパー・ハイ・マテリアルCD（品番：VICL-70015）として再発売されました。

このアルバムは、二作品同時にリリースされたものであり、もう一つの作品は『Golden Delicious Hour』です。この『Golden Delicious Hour』は1999年の2月から3月にかけて行われたツアーの模様を収録したもので、全国9か所でのライブ音源が特徴となっています。これら2枚のライブアルバムによって、斉藤和義はファンハウスから出て新たにSPEEDSTAR RECORDS（ビクターエンタテインメント系列）に移籍することになります。

アルバムの内容

『十二月』には、以下の楽曲が収録されています。全曲の作詞・作曲は斉藤和義によって手がけられており、特定の曲については石坂和弘との共作も含まれています。

• - tokyo blues (3:50)
• - Hey! Mr.Angryman (5:21)
• - 空に星が綺麗 (2:44)
• - 郷愁 (5:45)
• - 彼女 (5:28)
• - 君が百回嘘ついても (7:03)
• - 歌うたいのバラッド (8:07)
• - 引っ越し (9:38)
• - 月影 (5:42)
• - FIRE DOG (4:23)
• - 僕の踵はなかなか減らない (6:11)
• - ソファ (12:35)

特に注目すべきは、収録された楽曲の多様性であり、感情豊かな歌詞と旋律が観客に強烈な印象を与えます。ライブパフォーマンスでの緊迫感や一体感は、アルバムを通して感じることができる素晴らしい要素です。

特殊な再発売

2009年の再発売時には、デジパック仕様となっており、その特別感を強調しています。また、同日にリリースされたCD-BOX『LIVE ALBUM SPECIAL BOX』（VIZL-340）にもこの作品が含まれており、コレクターやファンにとって大変魅力的なアイテムとなっています。

このアルバムは、斉藤和義にとっての重要な一歩であるだけでなく、彼の音楽キャリアを通しても特別な意味を持つ作品として、今なお多くのファンに愛されています。彼の歌声とギター、そして心に響くメロディは、聴く者の心を捉えて離さないものがあります。音楽の力を再認識させてくれる傑作です。

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