十和利山

十和利山（とわりさん）は、青森県十和田市・新郷村と秋田県鹿角市との境界に位置する標高990.9mの山です。地元住民からは「とわりさん」と呼ばれており、「とわりやま」という読み方も存在します。

概要

十和田湖の南東に位置し、湖を取り囲む外輪山の一つとして知られています。山頂は、十和田市、新郷村、鹿角市の境界となっています。戸来岳、十和田山とともに十和田三山を構成する山の一つです。

山頂からは、十和田湖とその周辺の山々、そして広大な田代平の牧場群を眺望できます。山麓一帯は「迷ヶ平自然休養林」として整備されており、売店では山菜などの季節の食材や山野草が販売されています。自然豊かな環境の中で、ハイキングやトレッキングを楽しむことができます。

伝説

十和利山は、酒井勝軍によって「日本のピラミッド」として認定されたことがあります。酒井の友人であった日本画家の烏谷幡山が、酒井に故郷の山である十和利山を紹介したことがきっかけでした。また、竹内巨麿は、十和利山を「五万年前に作られた日本最古のピラミッド」であると主張しています。『竹内文書』によれば、十和利山の麓にはかつて華麗な都が栄えていたとされています。これらの伝説は、十和利山の神秘的な魅力を高め、多くの人々を惹きつけています。

その他

所在地: 青森県十和田市・新郷村、秋田県鹿角市
標高: 990.9m
特徴: 十和田湖外輪山、十和田三山

関連情報

秋田県の山の一覧
* 十和利山熊襲撃事件

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