千葉市立蘇我
中学校は、
千葉市中央区に所在する市立
中学校です。
2022年現在、897名の生徒が在籍し、学級数は25学級(1年:8学級、2年:8学級、3年:8学級、特支:1学級)と、
千葉市内でも最大規模の
中学校となっています。生徒数は市内最多であり、2番目に多い花園
中学校、3番目に多い小中台
中学校と続きます。青少年赤十字(JRC)加盟校であり、「蘇我中」という略称で親しまれています。令和4年には創立70周年を迎え、
千葉県文化会館で記念式典が盛大に開催されました。
沿革
蘇我
中学校は、
1952年(
昭和27年)に光荘仮校舎(旧蘇我小
学校教室)を使用して開校しました。その後、
1955年(
昭和30年)にJRCに加盟、
1956年(
昭和31年)には
校歌が制定されました。
1961年(
昭和36年)に現在の場所へ校舎が完成し、
千葉市立松ヶ丘
中学校と分離しました。長年にわたり、教育活動にも力を入れており、
1963年(
昭和38年)には特殊教育部門で読売教育賞を受賞、
1970年(
昭和45年)には読売教育優秀賞、
1971年(
昭和46年)には毎日新聞視聴覚教育振興賞を受賞するなど、数々の賞を受賞しています。
また、
1975年(
昭和51年)にはJRC永年功労
学校賞を受賞、
1988年(
昭和63年)には
日本赤十字社金色有功章を受章、さらに日本視聴覚教育協会
学校教育奨励賞を受賞しています。
1992年(平成4年)には
中学校進路指導総合改善事業指定校に指定され、JRC国際交流派遣(ネパール)も実施しました。その後も、
1995年(平成7年)にソニー理科教育資金優良校指定、
1998年(平成10年)に
スクールカウンセラー活用調査研究指定校、
1999年(平成11年)にボランティア教育推進校、
2000年(平成12年)には地域ぐるみ教育推進校に指定されるなど、先進的な教育活動に取り組んできました。国際交流にも積極的で、
2007年(平成19年)にJRC国際派遣(フィリピン)、
2008年(平成20年)にJRC国際派遣(カンボジア)、
2009年(平成21年)にJRC国内交流派遣(福井県)を実施しました。
2012年(平成24年)には創立60周年記念式典、
2022年(令和4年)には創立70周年記念式典が開催されました。
校訓と教育目標
蘇我
中学校の校訓は「豊かな心、確かな学力、逞しい体力」です。教育基本法および
学校教育法に則り、全人教育を基調としています。人間尊重の精神を基盤とし、徳・知・体の調和がとれた豊かな人間性を持つ生徒の育成を目指しています。この教育目標を達成するために、豊かな心を育む教育、確かな学力を身につけるための教育、そして逞しい体力を養うための教育を3つの柱としています。
蘇我
中学校では、年間を通して様々な
学校行事が実施されています。4月には入学式と新入生歓迎会が行われ、5月には生徒総会とJRC加盟式があります。6月には体育祭、1学年校外学習、3学年修学旅行が実施され、7月には部活動壮行会が行われます。9月には蘇我中まつりが開催され、10月には生徒会役員選挙と合唱発表会があります。11月には2学年職場体験学習(新型コロナウイルスの影響により中止)が予定されています。12月には生徒集会があり、1月には小中交流会(新型コロナウイルスの影響により中止)、2学年自然教室、2月にも小中交流会(新型コロナウイルスの影響により中止)が行われます。そして、3月には卒業を祝う会と卒業証書授与式が実施されます。
生徒会活動
生徒会活動も活発で、生徒会本部を中心に、JRC委員会、整美委員会、規律委員会、図書委員会、掲示委員会、保健委員会、学習委員会、放送委員会、給食委員会が組織されています。各委員会は、
学校生活の様々な側面を改善し、生徒たちがより充実した
学校生活を送れるように活動しています。
部活動
運動系・文化系合わせて23の部活動があり、部活動が非常に盛んな
学校です。多くの部活動が全国大会、関東大会、県大会に出場し、好成績を収めています。生徒たちは部活動を通して、心身ともに成長しています。
アクセス
蘇我
中学校へのアクセスは、JR
蘇我駅から徒歩約11分です。また、JR
千葉駅からはバスを利用することもでき、JR
千葉駅東口3番乗り場から「明徳学園」行きなどに乗車し、「蘇我中下」バス停で下車すると、徒歩2分で
学校に到着します。
著名な出身者
蘇我
中学校からは、多くの著名な卒業生が輩出されています。
サッカー選手では、
佐藤祥選手(
水戸ホーリーホック所属)、
古川昌明氏(元
鹿島アントラーズGKコーチ)、
永井俊太氏(元
柏レイソル強化本部スタッフ)がいます。格闘技界では、
粟生隆寛氏(元WBC世界スーパーフェザー級王者、元WBC世界フェザー級王者)、
蘇我英樹氏(キックボクサー、WKBA世界スーパーフェザー級王者)がいます。また、俳優の
永島敏行氏、ミュージシャンの
竹原ピストル氏も蘇我
中学校の卒業生です。
学区
蘇我
中学校の学区は、以下の小
学校区が含まれます。
蘇我小
学校(蘇我町、若草町、今井町)
宮崎小
学校(宮崎町、南町、千葉町)
大森小
学校(大森町)
大巌寺小
学校(大巌寺町)
蘇我
中学校は、地域に根ざした教育活動を展開し、生徒たちの成長を支える
学校として、地域社会から大きな信頼を得ています。