千葉県工業系高大連携協定

千葉県工業系高大連携協定は、千葉県内の工業系高等学校と大学との間で締結された教育連携協定であり、略称として「高大連携」と呼ばれています。

概要

2004年3月11日、千葉県高等学校工業教育研究会に加盟する11の高等学校と、理工系7大学が、工業教育の振興を目的として、包括的な高大連携教育協定を締結しました。この協定は、高校と大学が互いに協力し、学生の学習機会の拡大や教育の質の向上を目指すものです。

千葉県立市川工業高等学校が、千葉県工業系高大連携推進委員会の事務局校を務めており、連携活動の中心的な役割を担っています。

主な高大間の連携内容は以下の通りです。

高大連携開放科目の聴講: 高校生が大学の授業を聴講することで、大学での学習を体験できます。
開放科目の科目の履修: 高校生が大学の科目を履修し、単位を取得することができます。
大学教員による出前授業の開催: 大学の教員が高校に出向き、専門的な授業を行います。
大学の実験施設見学会の開催: 高校生が大学の実験施設を見学し、大学の研究活動に触れる機会が得られます。
大学生との共同研究: 高校生と大学生が共同で研究活動を行い、実践的な学びを深めます。
高大連携プログラムへの教員参加: 高校と大学の教員が連携し、教育プログラムの開発や改善に取り組みます。
高校での公開授業での教育実習生の受け入れ: 高校が教育実習生を受け入れることで、大学の教育課程をサポートします。
公開実験など: 大学の実験を高校生に公開し、科学技術への興味関心を高めます。

主な取り組み

この協定に基づき、様々な連携活動が行われています。具体的な取り組みとして、大学の講義を高校生向けにアレンジした授業や、大学の研究室を活用した実験実習などがあります。これにより、高校生は大学での学習を早期に体験することができ、進路選択の参考にすることができます。

また、教員間の交流も活発に行われており、それぞれの教育現場の課題やノウハウを共有し、教育の質向上に役立てています。

年表

2004年3月11日: 千葉県工業系高大連携協定締結（加盟校は高校11校、大学7校）

加盟校

高等学校

公立
千葉県立市川工業高等学校
千葉県立京葉工業高等学校
千葉県立千葉工業高等学校
千葉県立清水高等学校
千葉県立下総高等学校
千葉県立東総工業高等学校
千葉県立茂原樟陽高等学校
千葉県立館山総合高等学校
銚子市立銚子高等学校
私立
千葉経済大学附属高等学校

大学
私立
千葉工業大学
帝京平成大学
東京情報大学
東京電機大学情報環境学部
日本工業大学
日本大学理工学部
明海大学

関連項目

工業高校

外部リンク

* 千葉県工業系高大連携協定に係る高大連携事業

この協定は、千葉県の工業教育の発展に大きく貢献しており、今後も継続的な連携活動が期待されています。

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