千葉県立松戸国際高等学校

千葉県立松戸国際高等学校

千葉県松戸市五香西に位置する千葉県立松戸国際高等学校は、1973年に松戸東高等学校として開校し、その後1994年に現在の名称に改称されました。略称は「松国」で、単位制を採用しているこの学校は、普通科と国際教養科の2つの学科を有しています。男女共学ですが、女子生徒の割合が多いのが特徴です。また、この学校は過去に文部科学省からSELHi（セルハイ）に指定されており、国際的な教育への取り組みが評価されています。

沿革

学校の歴史は1973年に始まり、松戸東高等学校として地域に根差した教育を行ってきました。1994年には国際教養科が設立されたことで、グローバルな視点を持った教育が強化され、校名も現在の松戸国際高等学校に変更されました。2005年には2学期制が導入され、文部科学省のSELHiの指定を受けました。このプログラムは2007年度まで続き、国際性豊かな教育環境の整備が進められました。また、2006年には単位制が採用され、より柔軟な学びが可能になりました。2020年からは3学期制に移行し、学習のスタイルが見直されています。

部活動

千葉県立松戸国際高等学校では、さまざまな部活動が活発に行われています。特に注目されるのは、ウエイトリフティング部です。この部は県内でも珍しいウエイトリフティング場を有し、数々の大会で優秀な成績を収めています。2008年度には全国高等学校女子ウエイトリフティング競技選手権大会で女子63kg級3位を達成し、他の大会でも好成績を残しています。

また、硬式野球部やバレーボール部もあり、バレーボール部は1989年度から3年連続でインターハイに出場した実績があります。さらに、演劇部は第38回全国高等学校演劇大会で優良賞を受賞し、クッキング部は全国高等学校家庭クラブ研究発表大会で農林水産大臣賞を受賞するなど、各部活動がその可能性を広げています。

著名な卒業生

この学校からは、多くの著名な卒業生が輩出されています。タレントの雨宮朋絵や女優の長谷川京子、高梨臨のほか、格闘家の横田一則や女子競輪選手の関口美穂など、多彩な分野で活躍している人々がいます。また、軍事アナリストの小泉悠やお笑い芸人の田中凌（ブルーレディ）など、さまざまな職業の卒業生が珍しい経歴を持っています。

アクセス

千葉県立松戸国際高等学校へのアクセスも良好で、JR武蔵野線の新八柱駅からは徒歩27分、北総線の松飛台駅からは徒歩19分で到着します。また、新京成線の五香駅や八柱駅、くぬぎ山駅から徒歩でも容易に訪れることができます。さらに、新京成バスの「牧の原団地」停留所からも徒歩10分と、通学に便利な立地です。

周辺施設

学校周辺には松戸市立牧の原中学校や東京都立八柱霊園、松戸霊園などがあります。地域とのつながりを大切にしつつ、開かれた教育が行われています。

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