千葉県道55号佐原山田線

千葉県道55号佐原山田線

千葉県道55号佐原山田線は、香取市佐原の国道356号との交差点「水源橋際」を起点とし、香取市小見の千葉県道28号旭小見川線との交差点を終点とする、全長約15.2kmの主要地方道です。この道路は、香取神宮までの区間が「香取街道」として古くから利用されてきました。

概要

この県道は、佐原市街地を通過する際に、かつて宿場町として栄えた佐原の歴史的な面影を色濃く残しています。佐原市街地では、銚子街道、佐原街道、香取街道、多古街道といった主要な街道が接続していました。また、「東通り」、「横宿通り」、そして「忠敬橋」といった場所を経由し、香取神宮へと続いており、古くから佐原の幹線道路としての役割を果たしてきました。

香取神宮からは、東関東自動車道の佐原香取ICに接続し、小見川工業団地を経由して、千葉県道44号成田小見川鹿島港線と一部重複した後、山田地区の小見を終点としています。佐原市街地の「東通り」から「横宿通り」の間は、一方通行規制が敷かれています（二輪車は除く）。

佐原市街地の小野川に架かる「忠敬橋」周辺は、佐原の町並みとして、国や千葉県、香取市などによって重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、歴史的な景観が保全されています。1970年代以降の保存活動により、「小江戸」として多くの観光客が訪れる場所となっています。

佐原と小見川を結ぶ道路としては、国道356号（利根水郷ライン）と県道44号・県道55号の2つのルートが存在しますが、県道44号・県道55号の方が早くアスファルト舗装され、整備されました。

路線データ

起点: 香取市佐原西関戸、国道356号交点「水源橋際」交差点
終点: 香取市小見、県道28号旭小見川線交点
総延長: 15.830 km
重用延長: 0.583 km
未供用延長: なし
実延長: 15.247 km

通過する自治体

千葉県
香取市

接続する主な道路

国道356号（香取市佐原西関戸、水源橋交差点）
千葉県道36号佐原停車場線（香取市佐原関戸、大川みどり漬け前の交差点）
千葉県道2号水戸鉾田佐原線（香取市佐原北横宿、千葉銀行佐原支店前の交差点）
千葉県道16号佐原八日市場線（香取市佐原、香取神宮入口交差点）
東関東自動車道佐原香取IC、千葉県道253号香取津之宮線（香取市香取、佐原香取インター入口交差点）
千葉県道44号成田小見川鹿島港線（香取市虫幡、300m重複）
千葉県道114号八日市場山田線（香取市小見）
千葉県道28号旭小見川線（香取市小見）

関連項目

千葉県の県道一覧
香取街道

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